英国では「レスターは手を引いた」との報道も
ポルトガル・リーグのポルティモネンセからプレミアリーグのウォルバーハンプトン、通称ウルブスへの今冬の移籍がほぼ決定的と言われていた日本代表MFの中島翔哉だが、交渉は停滞しているようだ。ポルトガル紙『Record』が報じている。
発言元は、先日「ウルブスとの交渉は8割方終わっている。残る2割は金銭面での調整となる」とコメントしていたロドニー・サンパイオ会長だ。同紙の取材に、「交渉に進展はなく、ほかにより良い条件のオファーが届けば、話を聞く準備はある」と回答したという。
発言元は、先日「ウルブスとの交渉は8割方終わっている。残る2割は金銭面での調整となる」とコメントしていたロドニー・サンパイオ会長だ。同紙の取材に、「交渉に進展はなく、ほかにより良い条件のオファーが届けば、話を聞く準備はある」と回答したという。
会長のコメントにもあるように、おそらく交渉を滞らせているのは移籍金に関する問題だ。ポルトガルでは、ポルティモネンセが2000万ユーロ(約26億円)から4000万ユーロ(約52億円)に違約金の額を引き上げたという話が以前よりあがっているが、ウルブス側が用意しているのは2000万ユーロであるため、その開きを埋められず、交渉が進んでいないようなのだ。
欧州にはウルブス以外にも、中島の獲得に興味を示しているクラブがある。プレミアのレスター、サウサンプトンのほか、スペインのセビージャ、ウクライナのシャフタール・ドネツクなどがそうで、ブンデスリーガの数クラブも強い関心を示していると言われている。
つまり、こうしたクラブに対しても、交渉の窓口はまだ開かれているということのようだ。サンパイオ会長は「ウルブスが優先というわけではなく、他のクラブにも可能性がある。それに、来年1月に中島はアジアカップで日本代表としてプレーし、いまよりもっと彼自身の価値を高めることができると信じている」と『Record』に語っている。
ちなみに、英国の人気サッカーサイト『HITC』は13日付けで、「レスターは中島の争奪戦からは撤退する模様。ウルブスとサウサンプトンにとっては朗報だろう」と報じている。
はたして、中島の行先はどこになるのか。そしてこの冬の間に決まるのか。