「見たことがないような劇的なドラマ」
現地時間12月18日、UAEでクラブワールドカップ準決勝が行なわれ、開催国王者のアル・アインが南米王者リーベルを下して決勝に駒を進めている。
90分では決着がつかず、延長戦、PK戦までもつれ込んだこの劇的な試合を制した地元王者を、中東メディア『Al Bawaba』は「アル・アインが歴史を作った」と絶賛している。
「アル・アインのサポーターにとって、開始3分でマルクス・ベリが決めたゴールは、まるで魔法の瞬間だった。だが開催国王者の先制点は、ブエノスアイレスの偉大なクラブを目覚めさせる引き金にもなった。
11分、13分にラファエル・サントス・ボレのゴールが決まり、南米大陸王者が一気にリードを奪う。だが、アル・アインは決して引いて守るようなことはせず、カイオら勇敢な前線たちはチームを奮い立たせるために戦い続けた」
アル・アインは前半終了間際にフセイン・エルシャハトがゴールを決めたが、VARでオフサイドと判定されて無効に。だが、同メディアは「彼らが闘志を失っていないことの現われだった」と称賛した。
90分では決着がつかず、延長戦、PK戦までもつれ込んだこの劇的な試合を制した地元王者を、中東メディア『Al Bawaba』は「アル・アインが歴史を作った」と絶賛している。
「アル・アインのサポーターにとって、開始3分でマルクス・ベリが決めたゴールは、まるで魔法の瞬間だった。だが開催国王者の先制点は、ブエノスアイレスの偉大なクラブを目覚めさせる引き金にもなった。
11分、13分にラファエル・サントス・ボレのゴールが決まり、南米大陸王者が一気にリードを奪う。だが、アル・アインは決して引いて守るようなことはせず、カイオら勇敢な前線たちはチームを奮い立たせるために戦い続けた」
アル・アインは前半終了間際にフセイン・エルシャハトがゴールを決めたが、VARでオフサイドと判定されて無効に。だが、同メディアは「彼らが闘志を失っていないことの現われだった」と称賛した。
「アル・アインの示した結束力、そしてテンションの高いプレーは後半になって磨きがかかり、南米王者を追い詰めた。51分、SBの塩谷が供給した絶好のパスを受け、カイオがスペシャルなテクニックでDFをかわしてボールを保持し、ゴールを決めてみせる。試合を振り出しに戻す、重要なゴールだった」
同紙は、リーベルが南米王者らしく相手にプレッシャーのかかる攻撃を続け、68分にはミルトン・カスコがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得したものの、これをゴンサロ・マルティネスが外したことで、流れがアル・アインに傾いていたと評している。
「PK戦でヒーローとなったのは、GKのハリド・エイサ。5人目のキッカーと対峙する直前、開場に詰めかけたサポーターたちを両腕で煽り、スタジアムの雰囲気をホームに変えた。そして見事、彼はキックを止めてみせ、チームを決勝に導いたのだ」(『Al Bawaba』)
アジア勢がクラブW杯の決勝に進出するのは、2016年の鹿島アントラーズ以来2度目のことである。
決勝進出を懸けたもうひとつの準決勝、レアル・マドリーと鹿島の一戦は、19日(日本時間20日午前1時半開始)に開催される。昇り調子の開催国王者と対戦するのは、果たしてどちらか!?