UEFAは12月17日、チャンピオンズ・リーグ（CL）決勝トーナメント１回戦の組み合わせ抽選会を行なった。強豪同士のマッチアップも少なくなく、ファンは早くも期待に胸を膨らませている。

　クリスチアーノ・ロナウドを獲得し、優勝候補の一角と見られているユベントスは、そのC・ロナウドと長年対戦してきたスペインのアトレティコ・マドリーと対戦する。

　昨シーズンのファイナリストであるリバプールは、ドイツ王者バイエルンと激突。他にもマンチェスター・ユナイテッド対パリ・サンジェルマン、トッテナム対ドルトムントなど、どのカードも大きな注目を集めている。

　白熱すること必至のラウンド・オブ16を勝ち抜くのは、どのチームになるのか。スペイン紙『Marca』と『AS』は17日にアンケートを実施。前者は20万人超、後者は１万5000人ほどのユーザーが、各カードの勝利チームを予想した。
 

　大注目のアトレティコ対ユベントスは、僅差ながら両紙ともC・ロナウドを手に入れた後者が有利との予想だ。『Marca』紙では57％、『AS』紙では59％の票を手にした。

　マドリーとアヤックスの対戦は、王者が圧倒的に有利とみられている。『Marca』紙では72％、『AS』紙でも76％が“白い巨人”の勝利を予想した。

　それ以上に圧倒的な差がついたのは、リヨン対バルセロナの対戦。『Marca』紙では90％、『AS』紙でも91％が、バルサが突破するとみている。

　シャルケとの対戦が決まったマンチェスター・シティの評価はさらに高い。『Marca』紙では96％、『AS』紙でも95％が突破を予想。シャルケの番狂わせはないとの声が多くを占めた。

　名門ユナイテッドは、やはりと言うべきか、評価は芳しくない。予想はジョゼ・モウリーニョ解任前のものだが、『Marca』紙では79％、『AS』紙では81％が、パロSGの突破を予想している。

　グループステージを２位で通過したリバプールは、それでもプレミアリーグで首位を走るだけあって、ブンデスリーガで苦しんでいるバイエルンを上回るとの声が少なくない。『Marca』紙では77％、『AS』紙では75％を得票した。

　一方、同じくイングランド対ドイツの構図となるトッテナムとドルトムントの対決は、後者に軍配が上がったようだ。『Marca』紙で61％、『AS』紙で62％がドルトムント勝利とみている。

　最後に、２紙のアンケート結果が分かれたのがローマ対ポルトだ。『Marca』紙では55％がローマの突破を予想したのに対し、『AS』紙では50％強がポルト勝利と回答した。いずれにしても、このカードはギリギリの戦いになるとの見方が強いようだ。

　２月から始まる決勝トーナメント１回戦で笑うのは、どの８チームになるのだろうか。