先に決定機を迎えたのもアウェーチームだったが…

PK失敗は痛恨だったが、アザール(写真)は多くのチャンスに絡んでホーム全勝維持に貢献した。一方のニュルンベルクは、内容的には悪くなかったが、それだけに逸機が悔やまれた。 (C) Getty Images
12月18日(現地時間)、ブンデスリーガ第16節が行なわれ、ニュルンベルクは0-2でボルシアMGに敗れた。
ホームのボルシアMGは2位、一方のニュルンベルクは17位と、上から2位、下から2位のチームの対決。直近2試合で出番なしの久保裕也は、3試合連続でのベンチスタートとなった。
ここまで7戦全勝とホームゲームで圧倒的強さを誇るボルシアMGは、やはり立ち上がりから攻勢。しかし、最初に決定機を迎えたのは、現在2連敗で、ここまでわずか2勝止まりのニュルンベルクだった。
ホームのボルシアMGは2位、一方のニュルンベルクは17位と、上から2位、下から2位のチームの対決。直近2試合で出番なしの久保裕也は、3試合連続でのベンチスタートとなった。
ここまで7戦全勝とホームゲームで圧倒的強さを誇るボルシアMGは、やはり立ち上がりから攻勢。しかし、最初に決定機を迎えたのは、現在2連敗で、ここまでわずか2勝止まりのニュルンベルクだった。
5分、ミシジャンの右クロスからズレラークを経てフクスがシュート。ボルシアMGのエルベディに当たって浮き上がったボールは、クロスバーをヒットし、さらにはね返りにズレラークが反応して頭で詰めようとしたが、これはGKゾマーに阻まれる。
ここからニュルンベルクは積極性を増し、高い位置での守備も機能。敵陣でボールを持つ時間が長くなっていった。対するボルシアMGは、なかなか効果的な攻撃が見せられず、敵陣で多くのセットプレーを得るものの、決定機には結びつかない。
しかし、25分にホームチームは立て続けに好機を作る。アザールとプレアが細かい連続パスから相手守備陣の突破を図り、プレアが抜け出そうとしたところでクリアされると、直後には、左からのクロスをフリーのザカリアがダイレクトで合わせる。
シュートはゴールマウスを捉えられなかったが、ここからボルシアMGは再び主導権を握り、39分にはCKからアザールが入れたクロスをザカリアが頭で合わせる。ボールはゴール右隅の枠内に飛ぶも、ニュルンベルクはライボルトがゴールライン上でブロックして失点を免れた。
さらに43分、エリア左でアザールが中央へ入れたボールをノイハウスが受けようとしたところで、ペトラークが足を上げて蹴ったかたちとなり、VAR検証でボルシアMGにPKが与えられる。この先制の絶好機、しかしアザールのチップキックは、クロスバーを越えてしまった。
ホームチームが多くの逸機を犯して前半は終了。そして迎えた後半、開始2分で均衡は破れる。カウンターを仕掛けたボルシアMGが、トラオレの右からのクロスをファーサイドでアザールが押し込んだのだ。
ようやくチャンスをモノにしたホームチームはペースを掴み、58分にはノイハウスがアザールとの壁パスで左からペナルティーエリアに侵入してシュート。左に流れたところを、プレアが詰めようとしたが、これはニュルンベルクDF陣が踏ん張って防いだ。
劣勢のニュルンベルクだが、守り一辺倒というわけではなく、61分にライボルトの縦パスでズレラークが得点機を得そうになったり、右サイドのミシジャンに良いかたちでボールが渡ったりと、敵陣で効果的なプレーも見せる。
ただ、よりゴールに近づくのはボルシアMGの方で、75分に左サイドを攻略してからトラオレが惜しいミドルを放ち、81分にもカウンターで相手守備陣を脅かす。そして86分、ニュルンベルクのCKからのカウンターから、プレアがエリアに侵入してシュートをゴール左隅に突き刺し、トドメの1点を奪った。
ボルシアMGはホーム8連勝で勝点を33まで積み上げた。一方のニュルンベルクは、得点機も勝点奪取のチャンスもあったが活かせず、これで3連敗。9戦白星なしとなった彼らは、年内最後の試合となる次節、22日にホームでフライブルクと対戦する。