両チームともにVARで獲得したPKで1点を奪う
12月18日(現地時間)、UAEのアル・アインでクラブワールドカップの5・6位決定戦が行なわれ、アフリカ代表のエスペランス(チュニジア)が1-1からのPK戦6-5で北中米カリブ代表のグアダラハラ(メキシコ)を下した。
試合は開始と同時に、準々決勝で鹿島アントラーズに2-3で競り負けたグアダラハラが、開催国代表アル・アインに零封(0-3)されたエスペランスの陣内に攻め入り、30秒あまりでサンドバルがペナルティーエリア左からシュートを放つ。
これはGKジェリディがキャッチしたが、ラストパスを出したサルディバルが直後にファウルを受けたとVARで判定され、PKを獲得。これをサンドバルが決め、早くもグアダラハラが先制した。
試合は開始と同時に、準々決勝で鹿島アントラーズに2-3で競り負けたグアダラハラが、開催国代表アル・アインに零封(0-3)されたエスペランスの陣内に攻め入り、30秒あまりでサンドバルがペナルティーエリア左からシュートを放つ。
これはGKジェリディがキャッチしたが、ラストパスを出したサルディバルが直後にファウルを受けたとVARで判定され、PKを獲得。これをサンドバルが決め、早くもグアダラハラが先制した。
そこからしばらくはグアダラハラがボールを支配して主導権を握るが、エスペランスは14分にボールを繋いでからのクロスでバドリがヘッドでファーストシュート。21分にはコムがエリア外から強烈なミドルを放つなど、時間の経過とともに攻勢を強めていく。
そして38分、CKでコムのダイレクトボレーがグアダラハラのバン・ランキンの腕をヒット。これもVARによってPKとなり、ベライリがGKグディーノの逆を突いて大会初ゴールをチームにもたらし、試合を振り出しに戻した。
両チームともに慎重な姿勢を崩さなかった前半同様、後半も立ち上がりから静かに試合は進む。エスペランス陣内で長くプレーが続くなか、時折、アフリカ王者が攻撃に転じるという展開で、両チームともにスタジアムを沸かせるようなプレーは見せられない。
ともに幾度かサイドを攻略してクロスを入れる以外は、ゴールの可能性が感じられない試合。シュート数も非常に少ないが、73分、グアダラハラはサルディバルがミドルを枠内に飛ばす。76分にも、グアダラハラはセットプレーからポンセがダイレクトシュートを放つが、ジェリディにキャッチされた。
盛り上がりに欠ける試合だが、しかし局面で選手の当たりは厳しく、そこから78分に小競り合いが起き、エスペランスはバドリが2度目の警告を受けて退場。数的不利を背負う。
アドバンテージを得たグアダラハラは37分、ボールを繋ぎながら敵陣深くに入り込んでペレスがきわどいミドルを放つが、ジェリディの好反応に阻まれる。しかしその後は、攻めあぐねてエスペランスの守備ブロックの周りでボールを回すのに終始。アディショナルタイムも、可能性の低い3本のシュートを放ったのみだった。
勝敗はPK戦に委ねられ、このためにGKをグディーノからヒメネスに代えたグアダラハラが先攻。2、4人目が外したのに対し、後半アディショナルタイムにレバイも退場になっていたエスペランスは1、4人目が失敗する。
そしてサドンデスに入って3人目、グアダラハラのブリスエラが枠を外した後、ジャウアディが決めて、エスペランスが世界5位の座を手にした。