途中出場の“切り札”が殊勲の大活躍!
12月16日(現地時間)、プレミアリーグ第17節が行なわれ、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドがアンフィールドで対戦した。
毎勝負ごとに白熱するノースウエスト・ダービーとあって、スタンドが高揚感に満ちたなかで、キックオフを迎えた一戦は、今シーズンのプレミアリーグで無敗(13勝3分け)のリバプールがペースを握る。
自陣にリトリートするユナイテッドを持ち味のハイプレッシャーで、より深く押し下げたリバプールは、7分にフィルミーノ、9分にファビーニョが、それぞれゴールを脅かして、迫力満点の攻撃で立て続けに繰り出していった。
立ち上がりから波状攻撃を展開したリバプールは、その後もユナイテッドを押し込み続け、ついにその牙城を崩す。24分、敵陣でボールを持ったファビーニョがペナルティーエリア内へやわらかいロブパスを供給。この完璧なタイミングで繰り出されたパスをDFラインの背後で受けたマネが、胸トラップから左足で冷静にフィニッシュした。
完全に劣勢に立たされたユナイテッドだったが、相手守護神のミスから同点弾を決める。33分、左サイドに開いたルカクのクロスをキャッチしに行ったアリソンがまさかのファンブル。これを駆け込んできたリンガードが押し込んだ。
予期せぬ形で振り出しに戻った試合は、その後、停滞し、1-1でハーフタイムに突入した。
毎勝負ごとに白熱するノースウエスト・ダービーとあって、スタンドが高揚感に満ちたなかで、キックオフを迎えた一戦は、今シーズンのプレミアリーグで無敗(13勝3分け)のリバプールがペースを握る。
自陣にリトリートするユナイテッドを持ち味のハイプレッシャーで、より深く押し下げたリバプールは、7分にフィルミーノ、9分にファビーニョが、それぞれゴールを脅かして、迫力満点の攻撃で立て続けに繰り出していった。
立ち上がりから波状攻撃を展開したリバプールは、その後もユナイテッドを押し込み続け、ついにその牙城を崩す。24分、敵陣でボールを持ったファビーニョがペナルティーエリア内へやわらかいロブパスを供給。この完璧なタイミングで繰り出されたパスをDFラインの背後で受けたマネが、胸トラップから左足で冷静にフィニッシュした。
完全に劣勢に立たされたユナイテッドだったが、相手守護神のミスから同点弾を決める。33分、左サイドに開いたルカクのクロスをキャッチしに行ったアリソンがまさかのファンブル。これを駆け込んできたリンガードが押し込んだ。
予期せぬ形で振り出しに戻った試合は、その後、停滞し、1-1でハーフタイムに突入した。
相手を圧倒するハイペースで試合を進めながらもタイスコアに持ち込まれたリバプールは、後半も全員がアップダウンを繰り返して運動量で相手を凌駕。一方のユナイテッドは後半開始とともに巨漢MFフェライニを投入し、中盤の守備にテコ入れをするも機動力が低下した感が否めず、またも押し込まれる展開となった。
51分にフィルミーノが強烈なシュートを見舞うなど、少しずつ相手ゴールへ迫っていったリバプールは、セカンドボールをことごとく拾い続け、ワンサイドゲームを展開した。
それでもホームチームは追加点が遠い。ゴール前に7人も並べた守備に加え、守護神デ・ヘアの好セーブがユナイテッドを救い続けたのだ。しかし、70分にケイタに代わって送り出された“切り札”のシャキリが大仕事をやってのける。
73分、左サイドを深くに切り込んだマネのクロスをデ・ヘアが弾くと、ペナルティーエリア内にこぼれたボールをシャキリが豪快にシュート。これが相手DFヤングの足に当たって方向が変わってゴールネットを揺らした。
ついに守備網を破られたユナイテッドは、同点を目指すべく前に出ようとするも、統率性を失ったチームはラインを押し上げることすらできずに、停滞ムードを拭えないまま、時間だけを浪費していった。
そして、79分にリバプールが大きな1点をもぎ取る。シャキリの楔パスをバイタルエリア中央で受けたフィルミーノが左に流すと、これに反応したシャキリが左足一閃。強烈な弾道のシュートが相手DFバイリーに当たってゴールに吸い込まれた。
投入からわずか約10分間で2ゴールを挙げるシャキリの殊勲の活躍に沸きかえるリバプール陣営。それに対して、何とか手を講じたいユナイテッドだったが、モウリーニョ監督との軋轢が報じられているポグバを最後まで起用せずにベンチに置き続けた。
そして、アウェイチームが最後まで為す術を見出せないまま、試合は終了のホイッスルが鳴り響いた。
3-1で通算201回目のダービーを制し、クラブのプレミアリーグ無敗記録を「17」に伸ばしたリバプールは首位をキープ。一方で宿敵に為す術なく敗れたユナイテッドは、7位ウォルバーハンプトンと勝点1差の6位と苦境に立たされた。