元鹿島カイオのゴールはVAR判定で幻に
現地12月12日、クラブワールドカップ2018の開幕戦が行なわれ、開催国王者アル・アインとオセアニア王者チーム・ウェリントンが対戦した。
試合は、元サンフレッチェ広島の塩谷司と元鹿島アントラーズのカイオと日本のサッカーファンに馴染みのある二人が在籍しているUAE王者が主導権を握る。6分には左サイドでボールを持ったカイオのスルーパスからオーバーラップをしていたサイドバックの塩谷が、惜しいシュートを放った。
しかし、その流れに反して、均衡を破ったのは、守勢に回っていたウェリントンだった。11分、バイタルエリア付近でボールを持ったマリオ・バルシアが渾身のミドルシュートを放つと、鋭い弾道のボールがゴール左上隅に決まったのだ。
大会初出場ながら思い切ったサッカーを展開したオセアニア王者は、先制してからわずか4分後に再び絶好機をものにする。15分、敵ボックスの手前でボールを持ったアンドリュー・ベルビンのスルーパスに抜け出したアーロン・クラパムが冷静に相手GKとの1対1を制した。
あっという間に2点を奪われたアル・アインは攻勢を強めると、30分にカイオが決定機を迎える。
自陣でボールを奪ったアル・アインは一気に速攻に転じると、エル・シャフタニとのコンビネーションからボックス内でフリーとなったカイオがシュート! これがゴールネットを揺らした。がしかし、ボール奪取の際のモハメド・サラムのプレーが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定によってファウルの判定となり、追撃の一発は幻と消えた。
そして、前半終了間際には互いに点を奪い合う。
まずは44分、ウェリントンが左CKからマリオ・イリッチが頭で押し込んで3点目を奪う。しかし、その直後の45分にアル・アインは、ゴール前に思い切って攻め込んだ塩谷がボックス内に侵入して右足を振り抜いてゴール右下隅に決めたのである。
試合は、元サンフレッチェ広島の塩谷司と元鹿島アントラーズのカイオと日本のサッカーファンに馴染みのある二人が在籍しているUAE王者が主導権を握る。6分には左サイドでボールを持ったカイオのスルーパスからオーバーラップをしていたサイドバックの塩谷が、惜しいシュートを放った。
しかし、その流れに反して、均衡を破ったのは、守勢に回っていたウェリントンだった。11分、バイタルエリア付近でボールを持ったマリオ・バルシアが渾身のミドルシュートを放つと、鋭い弾道のボールがゴール左上隅に決まったのだ。
大会初出場ながら思い切ったサッカーを展開したオセアニア王者は、先制してからわずか4分後に再び絶好機をものにする。15分、敵ボックスの手前でボールを持ったアンドリュー・ベルビンのスルーパスに抜け出したアーロン・クラパムが冷静に相手GKとの1対1を制した。
あっという間に2点を奪われたアル・アインは攻勢を強めると、30分にカイオが決定機を迎える。
自陣でボールを奪ったアル・アインは一気に速攻に転じると、エル・シャフタニとのコンビネーションからボックス内でフリーとなったカイオがシュート! これがゴールネットを揺らした。がしかし、ボール奪取の際のモハメド・サラムのプレーが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定によってファウルの判定となり、追撃の一発は幻と消えた。
そして、前半終了間際には互いに点を奪い合う。
まずは44分、ウェリントンが左CKからマリオ・イリッチが頭で押し込んで3点目を奪う。しかし、その直後の45分にアル・アインは、ゴール前に思い切って攻め込んだ塩谷がボックス内に侵入して右足を振り抜いてゴール右下隅に決めたのである。
塩谷がゴールを決めながらも1-3と劣勢に立たされたアル・アインは、後半開始直後の48分に僅差に詰め寄ることに成功する。左サイドを突破したカイオのクロスにドゥンビアが豪快にねじ込んだのだ。
1点差としたアル・アインは、左サイドで精力的な動きを見せるカイオを中心により前掛かりになっていく。一方のウェリントンも自陣に引き下がることなく、激しいプレスで応戦していった。
後がない開催国王者は77分に昨シーズンのUAEリーグ得点王でもアルスウェーデン代表FWのマルクス・ベリを投入。これが呼び水となってチームは活性化。そして、後半終了間際に、その主砲が大仕事をやってのける。
85分、味方からの落としにボックス内でフリーとなっていたベリが反転気味にボレー。これが堅守を保っていたウェリントンゴールに突き刺さって値千金の同点弾となったのである。
怒涛の攻撃で試合を振り出しに戻したアル・アインは、延長戦突入後も主導権を握り続ける。だが、ウェリントンも粘り強い守りを見せる。91分にはベリの決定的なシュートを守護神のスコット・バサラジがセーブして難を逃れた。
両軍の疲労の色が濃くなるなか、塩谷は101分に正確なロングフィードからディアキの決定機を演出するなど、終盤に差し掛かってからも攻撃面で存在感を放った。
互いに死力を尽くした試合は、121分にモハメド・アブドゥルラフマンが2枚目の警告を受けて退場となってやや荒れた展開となったものの、延長後半でも3-3からスコアが動かずにPK戦に突入した。
そのPK戦、互いに1人目が成功させて迎えたアル・アインの2人目のキッカー、ベリがキックミス。しかし、直後のウェリントンのアンガス・キルコリーもシュートを相手GKハイド・エッサに止められてしまう。
その後、2人が成功させて迎えたアル・アインの5人目、カイオのキックは成功。その裏、ウェリントンのキャプテン、ガリーのキックをエッサが再びセーブし、雌雄は決した。
死闘の末に敗れたウェリントンは大会から姿を消すことが決定。一方、勝利したアル・アインは、12月15日に行なわれる準々決勝でアフリカ王者のエスペランス(チュニジア)と対戦する。