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躍動した先発復帰の浅野は悔やまれる逸機も…原口のアシストでハノーファー先制も、終了間際のPK献上で白星逃す

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月10日

リーグ戦では初となる原口と浅野の同時スタメン

久々のリーグ戦で元気な姿を見せた浅野。決めれば勝負ありという好機を外したのは残念だったが、プレーは効果的であり、今後に期待を持たせた。一方の原口も、攻守で負担は大きかったが、アシストという結果を残した。 (C) Getty Images

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 12月9日(現地時間)、ブンデスリーガ第14節が行なわれ、ハノーファーとマインツの一戦は、1-1の引き分けに終わった。
 
 直近の公式戦5試合で3勝2分けと勝ち越している10位マインツの敵地に、ここまでわずか2勝の17位ハノーファーが乗り込んだ一戦。原口元気は4試合ぶりにスタメン入りし、浅野拓磨は開始14分で負傷して原口と交代した7節シュツットガルト戦以来のリーグ戦先発出場を果たした。
 
 2人が同時にピッチに立つのはDFBカップ2回戦のヴォルフスブルク戦以来であり、リーグ戦では開幕戦以来2度目のことである(同時スタメンは初)。
 
 雨のなかで始まった試合は、5分にホームチームが右からのクロスをマテタが頭で合わせていきなり好機を作るが、ハノーファーはすぐに攻勢に転じ、8分に最終ラインからのフィードを浅野が胸トラップ。右から入ったヴァイダントがシュートを放つ。
 
 9分、今度はヴァイダントが左サイドとドリブルで切れ込んでマイナスのパスを送ると、浅野が合わせたが、これもゴールマウスを捉えられない。立て続けに決定機を逸したものの、ハノーファーは積極的なプレーでペースを掴み、浅野は2列目の位置から躍動感溢れる動きでチャンスに絡んでいく。
 
 右のWBを務めた原口は12分、初めて敵陣深くまで入り込んでクロス。寄せたマーカーに当たってやや軌道が変わったボールを、ゴール前のヴァイダントがダイレクトボレーで合わせ、早くもアウェーチームが先制点を奪った。
 
 リードを許したマインツは14分、右サイドを攻略してからのクロスをGKツェントナーがパンチングしたところを、クンデが走り込んで詰めようとするが、クロスバーを越える。ここからホームチームは、ボールポゼッションを高めて攻勢を立っていった。
 
 チームが守勢になると、原口は最終ラインで守備的な仕事に専念する時間が長くなるが、時折フリーで上がっていき、27分にはカットインから左足を振り抜く。さらに35分には、右サイドを抜け出してのクロスを、ニアに走り込むフュルクルクに合わせた。
 
 局面で激しいボール争奪戦が繰り広げられる前半、マインツが終了間際に連続攻撃を仕掛けるが、再三のミドルははね返され続け、CKからのベルのヘッドも枠外。同点で折り返し地点を通過することはできなかった。
 
 後半開始から間もなく、ハノーファー・サポーターが炊いた発煙筒によってスタジアム中に煙に包まれ、しばし試合は中断。再開後はマインツが再三、相手ゴールに迫り、59分にクンデが惜しいシュートを浴びせると、1分後にはラッツァのミドルが左ポストを叩く。
 
 ハノーファーはゴール前に釘付けにされ、連続してクロスを入れられ、シュートを浴びる。原口や浅野はペナルティーエリア内で守備で奮闘し、ボールを奪うと敵陣に入るなど精力的な動きは見せるも、チームは決定的な場面を作れず、すぐにホームチームに押し戻される。
 
 守勢のなか、75分、ヴァイダントが自陣からドリブルを開始すると、浅野がゴールに向けて猛然とダッシュ。スルーパスが通り、浅野は決定機を迎えるが、浮かせたシュートは飛び出したGKツェントナーにブロックされ、追加点とはならない。
 
 久々の実戦でよく走った浅野は、79分に交代。ハノーファーはDFエレズを投入して、1点を守り切る意思を示す。
 
 再三、危ない場面を迎えながらも、ゴール前で身体を張ってこれをはねのけていったが、87分、突破を試みたマテタをオストジョレクが倒してPKを与えてしまう。アウェーチームの猛抗議や両チームの小競り合いの後、ブロジンスキがゴール左隅に蹴り込んで、試合は土壇場で振り出しに戻った。
 
 10分という長いアディショナルタイム、互いにオープンな攻め合いを展開してチャンスを作り、99分にマインツはウジャーが右サイドからのクロスを角度のないところから頭で押し込み、劇的な勝ち越しに歓喜するが、間もなくしてオフサイドの判定で取り消される。
 
 101分に左サイドを突破したマインツのオニシウォをゾルクが倒して2度目の警告で退場となり、騒然としたなかでの試合は、直後のFKをハノーファーがはね返したところで終了。両チームともに、勝利に手が届きそうになっていただけに、痛み分けの一戦となった。
 
 3試合ぶりの勝利はならなかったハノーファーは次節(15日)、王者バイエルンをホームに迎える。
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