「80%は固まった」と会長、あとは違約金の交渉を詰めるだけ
中島翔哉が2019年1月に戦いの場をポルトガルからイングランドに移す――。かねてから欧州の移籍市場を賑わしていた話が、いよいよ現実味を増してきた。
ポルティモネンセのロドニー・サンパイオ会長は、ポルトガル全国紙『BOLA』のラジオ番組『Renascença radio』に出演し、中島翔哉の移籍に関する交渉がほぼまとまりつつあると発言。プレミアリーグのウォルバーハンプトンへの移籍は「80%ほど固まっている」とコメントした。
ポルティモネンセのロドニー・サンパイオ会長は、ポルトガル全国紙『BOLA』のラジオ番組『Renascença radio』に出演し、中島翔哉の移籍に関する交渉がほぼまとまりつつあると発言。プレミアリーグのウォルバーハンプトンへの移籍は「80%ほど固まっている」とコメントした。
「我々はすでに話し合いをしており、残り10%程度の不確定要素が残るのみだ。しかし、来年1月にはこの交渉は完了するだろう。契約に関する違約金の部分が問題なので、そこがまだ詰め切れていないというところ。ナカジマは現時点で80%はウォルバーハンプトンの選手といえる。
彼はとても偉大なプレーヤーで、ポルティモネンセでも完璧に適合してくれた。失うものは大きいよ。だが彼はサッカー選手として優れている。移籍先でも力を発揮するだろう。我々が彼を引き留めておけるチャンスはもう無かったんだ」
この報道を受け、英誌『Daily Mail』は「週末にチェルシーを破ったものの、貧弱な状態のウルブス(ウォルバーハンプトンの愛称)はチームのテコ入れを狙っている」と報じ、中島のプレミア入りをほぼ確実視している。同紙によれば違約金は3500万ポンド(約50億円)に設定していると報じられていたが、ウォルバーハンプトン側は1700万ポンド(約25億円)での交渉成立を持ちかけているとのこと。
中島は2018年シーズンのポルトガル・リーグでは11試合に出場し5得点。森保ジャパンの一員として鮮烈な印象を残し、日本代表の新たな柱として期待されている存在でもある。日本代表は1~2月にアジアカップを控えているが、1月に中島がプレミア移籍を果たすことになった場合、招集が可能かどうかも気になるところだ。