1年前の苦い記憶を糧に… ジャーメイン良が1G2Aの活躍で仙台を初の天皇杯決勝へ導く!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月05日

「チームで決勝に行きたいという想いが強かった」

先制点のほか、2アシストをマークしたジャーメイン。仙台の初の決勝進出に大きく貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[天皇杯準決勝]山形2-3仙台/12月5日/ユアスタ

 仙台の大卒ルーキー、ジャーメイン良が1得点・2アシストと爆発。チームを初の決勝進出に導いた。


 山形との“みちのくダービー”となった準決勝は前半、仙台がペースを掴んだ。立ち上がりからチャンスを連ねると、14分、中野嘉大からのクロスをジャーメインが利き足の左足で合わせ、ネットを揺らす。さらに18分には、ジャーメインの落としから矢島慎也がシュートをねじ込み、リードを広げた。

 その後1点を失うも、再びジャーメインが仙台に得点をもたらす。36分、矢島からのCKをジャーメインが頭で折り返し、これを平岡康裕が右足で押し込んだ。前半終了間際に再び山形に1点差とされると、後半は防戦一方の展開となったが、仙台は随所に身体を張った守りを見せ激戦のダービーマッチを3対2で制した。

 試合後、全ゴールに絡む活躍を見せたジャーメインは、「自分のプレーというよりも、やっぱりチームで決勝に行きたいという気持ちが強かった。とにかく貢献したいという気持ちだった」と、初の決勝進出を喜んだ。

 ジャーメインが決勝進出にこだわりを見せたのは、1年前の苦い記憶があったからだ。「去年はルヴァンカップの準決勝で負けていた。だから、この準決勝は絶対に勝って、みんなで決勝に行きたいという想いが強かった」

 12月9日は、埼玉スタジアムで浦和との大一番を迎える。紛れもない“敵地”へと乗り込む一戦となるが、「今日は素晴らしい雰囲気だったが、決勝もこういう雰囲気を作ってもらって、自分たちもそれに応えるプレーをしたい」と、意気込みを語っていた。

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