厳しい立場に立たされるも、チームのJ1残留に専念
12月2日、J3リーグ最終節の鹿児島戦で現役最後のピッチに立った川口能活。試合後の引退セレモニーでは、スペシャルゲストとして楢﨑正剛が登場。長きにわたり、日本代表でポジションを争ったライバルであり、かけがえのない“戦友”のために相模原に駆けつけた。
その楢﨑は川口よりひとつ年下。今年42歳を迎えたが、まだまだトップレベルで戦えるだけの実力はある。モチベーションも衰えていない。それでも、今季は公式戦での出場はゼロ。苦しい一年を過ごした。
「(自分が)試合に出る、出ないというのはありましたけど、チームがJ1に残ることに専念するべきだと思っていた」
自らがどういう立場に置かれても、残留争いに巻き込まれたチームのことを最優先に考えていた。ただ、一プレーヤーとして悔しさや危機感があったのも事実だろう。
「(メンタル的に)難しさはあった。難しいけど、やっていかないといけないし。(チームのことに)専念している一方で、いろいろ考えることはあった。考えながら、やっていました」
複雑な胸中で過ごしたシーズンだったが、チームはなんとか残留を決めることができた。楢﨑も一安心といったところだが、「今日、ニュースになっていましたけど(笑)」と、一部報道では移籍の噂が報じられた。
残留か、移籍か。今季の立ち位置を考えれば、移籍に気持ちが傾いても不思議ではない。この日は川口のためにスタジアムに訪れたのだが、取材に応じた楢﨑は「もうちょっと考えます」と、現在の状況や心境を正直に話してくれた。名古屋のレジェンドはいかなる決断を下すのか。その動向から目が離せない。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【名古屋2-2湘南】死闘を繰り広げた残留争い対戦は両者笑顔に終わる!
その楢﨑は川口よりひとつ年下。今年42歳を迎えたが、まだまだトップレベルで戦えるだけの実力はある。モチベーションも衰えていない。それでも、今季は公式戦での出場はゼロ。苦しい一年を過ごした。
「(自分が)試合に出る、出ないというのはありましたけど、チームがJ1に残ることに専念するべきだと思っていた」
自らがどういう立場に置かれても、残留争いに巻き込まれたチームのことを最優先に考えていた。ただ、一プレーヤーとして悔しさや危機感があったのも事実だろう。
「(メンタル的に)難しさはあった。難しいけど、やっていかないといけないし。(チームのことに)専念している一方で、いろいろ考えることはあった。考えながら、やっていました」
複雑な胸中で過ごしたシーズンだったが、チームはなんとか残留を決めることができた。楢﨑も一安心といったところだが、「今日、ニュースになっていましたけど(笑)」と、一部報道では移籍の噂が報じられた。
残留か、移籍か。今季の立ち位置を考えれば、移籍に気持ちが傾いても不思議ではない。この日は川口のためにスタジアムに訪れたのだが、取材に応じた楢﨑は「もうちょっと考えます」と、現在の状況や心境を正直に話してくれた。名古屋のレジェンドはいかなる決断を下すのか。その動向から目が離せない。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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