ラストプレーでのダイレクトボレーは枠を外す
11月30日(現地時間)、ブンデスリーガ第13節が行なわれ、デュッセルドルフは0-1でマインツに敗れた。
前節は王者バイエルンと3-3で引き分けるなど、このところ調子が上向きの17位デュッセルドルフが、ホームに10位マインツを迎えた一戦。宇佐美貴史は連続先発出場が3試合で途絶え、今節はベンチスタートとなった。
前節は王者バイエルンと3-3で引き分けるなど、このところ調子が上向きの17位デュッセルドルフが、ホームに10位マインツを迎えた一戦。宇佐美貴史は連続先発出場が3試合で途絶え、今節はベンチスタートとなった。
デュッセルドルフは前節、ルケバキオがCFを務めてハットトリックという文句なしの結果を残したが、今節はヘニングスと2トップを組んだ。勢いを維持するルケバキオは、絶妙な飛び出しや、スピードを活かしたサイドの突破などで多くのチャンスに絡んでいく。
対するマインツは、ボールポゼッションでは上回るものの、チャンスの数は多くなく、惜しい場面はグバマンのきわどいミドルなどぐらいだった。
スコアレスで迎えた後半、最初にチャンスを作ったのはホームチーム。CKでフリーのカミンスキがヘディングシュートを放つも、しっかりミートせず、これを活かせない。
すると、後半は積極性を増したマインツが再三ゴールに迫りながら、67分、ペナルティーエリア左に侵入したマテタが、DFをフェイントで置き去りにして角度のないところから左足を一振りすると、GKレンジンクは足下へのシュートに反応したものの抑え切れず、ボールはゆっくりとゴールラインを越えた。
リードを許したデュッセルドルフは、後半は存在感が薄くなったルケバキオに代わったラマンが攻撃を活性化させ、73分にフィンクからカラマン、そして80分にツィマーに代わって宇佐美と、オフェンシブな選手を入れてゴールを狙う。
宇佐美は2列目の右サイドに入り、しばらくはボールに触れずにいたが、88分に自陣でボールを受けると、すかさず前線へロングパス。これがヘニングスに渡って決定的なシュートを引き出すが、GKツェントナーの好守に阻まれた。
デュッセルドルフは終盤から猛攻を仕掛け、90分にはラマンがエリア前から強烈なシュートを浴びせるも、ツェントナーに弾かれる。5分間のアディショナルタイムでは、CKでカラマンがきわどいヘディングシュート、右からのクロスが流れたところをギーセルマンが左足で叩くも、ゴールネットは揺らせない。
そして最後の左サイドの攻撃で、クロスがクリアされたところを、宇佐美が右足のダイレクトボレーでゴールを狙ったものの、シュートはゴール右外に逸れ、直後に試合終了となった。
デュッセルドルフは勝てば暫定ながら降格圏を抜け出せたが、17位のまま。一方のマインツは順位を2つ上げている。
3試合ぶりの敗北を喫したデュッセルドルフは次節(12月7日)、敵地で大迫勇也擁するブレーメンと対戦する。