厳しい戦いに挑む香川、吉田、宮市の現状と今後の展望。
◆スタメン予想に名前なし。状況は厳しいが…
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
新監督ルイス・ファン・ハールの下で新チームの構築が急ピッチで進められるマンチェスター・ユナイテッドにおいて、香川真司の位置付けはファン・マヌエル・マタが君臨するトップ下などMFのバックアッパーとされており、今なお他クラブへの移籍の可能性も残している。
アメリカで開催された「インターナショナル・チャンピオンズカップ」では全試合途中出場で、慣れないボランチ的役割を担わされたこともあったが、トップ下に入った試合では絶妙なラストパスでゴールを演出したり、自らシュートを放つなど良さを見せた。しかし、12日のバレンシア戦(後半からの出場)では見せ場なく試合を終えてしまい、首脳陣に好印象を与えることができなかった。
アンヘル・ディ・マリアやアルトゥーロ・ビダルの獲得も噂されるなかで、取り巻く状況はさらに厳しくなりそうな気配だが、香川自身は「新鮮な気持ちで、日々緊張感を持ちながら日々を過ごせている」と語り、今後についても「チャレンジしていきたい」と前向きな姿勢を失っていない。
スウォンジーとの開幕戦について、英国現地紙の予想ではやはりスタメンから外れているが、負傷者の多いチーム事情を味方につけて、自ら希望の光をもたらすことができるか。チャレンジのシーズンが今日始まる。
◆4選手による激しいポジション争いに?
吉田麻也(サウサンプトン)
ルーク・ショー、アダム・ララーナ、デヤン・ロブレン、カルム・チェンバース、そしてリッキー・ランバートといった昨シーズンの主力を一気に売却したサウサンプトン。穴埋めのためにライアン・バートランド、ドゥサン・タディッチ、グラツィアーノ・ペッレを獲得したが、戦力ダウンは必至と言われている。
そんななか、このチームで3シーズン目を迎える吉田麻也だが、シーズンを通してレギュラーポジションを掴めるかは現時点で判断が難しい。ロブレンの移籍により、これまではジョゼ・フォンテとCBコンビを組むことになると予想されていたが、先日、新たにフローリン・ガルドシュが加入した。
このルーマニア代表CBは以前から高い評価を得ており、ロナルド・クーマン監督自ら望んだ選手でもある。となれば、ファーストチョイスとなる可能性は十分にある。ヨス・ホーイフェルトを加えて、激しいCBの定位置争いが今シーズンは展開されそうだ。
明日のリバプール戦については、現在ガルドシュがハムストリングスに問題を抱えているため、現地紙は吉田のスタメンを予想している。リバプールといえば、昨シーズン、吉田からポジションを奪ったロブレンが新天地を求めたクラブであり、このふたりの対決も少なからず興味深い。
◆開幕戦は負傷によりベンチ外。その後も…
宮市 亮(アーセナル)
ハムストリングス負傷からの復帰を目指しているアーセナルの宮市亮だが、アーセン・ヴェンゲル監督は「リョウ(宮市)は、まだ起用できない」と語り、クリスタルパレス戦でのベンチ入りはないと明言した。
もっとも、復帰後も厳しい環境に置かれるのは間違いない。多くのビッグネームが到来し、また若手が成長し続けているアーセナルのなかで、伸び悩んでいる感のある宮市の出場機会は乏しくなる一方。これまでにも、夏冬の到来とともにレンタル移籍の噂が流れている状況だ。
「若い選手がチャンスを得るのは、主力が負傷で欠場した時だ」と語るヴェンゲル監督だが、4~5番目の序列にあるとされる宮市には、なかなか順番は回ってこない。ましてや、自身が怪我に苦しんでいるようでは……。
22歳で迎える勝負のシーズン、まずはベンチ入りを果たしたうえで、いつ訪れるとも知れぬ出場機会で、成長ぶりを見せつけなければならない。非常に厳しいチャレンジに、宮市は挑む。
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
新監督ルイス・ファン・ハールの下で新チームの構築が急ピッチで進められるマンチェスター・ユナイテッドにおいて、香川真司の位置付けはファン・マヌエル・マタが君臨するトップ下などMFのバックアッパーとされており、今なお他クラブへの移籍の可能性も残している。
アメリカで開催された「インターナショナル・チャンピオンズカップ」では全試合途中出場で、慣れないボランチ的役割を担わされたこともあったが、トップ下に入った試合では絶妙なラストパスでゴールを演出したり、自らシュートを放つなど良さを見せた。しかし、12日のバレンシア戦(後半からの出場)では見せ場なく試合を終えてしまい、首脳陣に好印象を与えることができなかった。
アンヘル・ディ・マリアやアルトゥーロ・ビダルの獲得も噂されるなかで、取り巻く状況はさらに厳しくなりそうな気配だが、香川自身は「新鮮な気持ちで、日々緊張感を持ちながら日々を過ごせている」と語り、今後についても「チャレンジしていきたい」と前向きな姿勢を失っていない。
スウォンジーとの開幕戦について、英国現地紙の予想ではやはりスタメンから外れているが、負傷者の多いチーム事情を味方につけて、自ら希望の光をもたらすことができるか。チャレンジのシーズンが今日始まる。
◆4選手による激しいポジション争いに?
吉田麻也(サウサンプトン)
ルーク・ショー、アダム・ララーナ、デヤン・ロブレン、カルム・チェンバース、そしてリッキー・ランバートといった昨シーズンの主力を一気に売却したサウサンプトン。穴埋めのためにライアン・バートランド、ドゥサン・タディッチ、グラツィアーノ・ペッレを獲得したが、戦力ダウンは必至と言われている。
そんななか、このチームで3シーズン目を迎える吉田麻也だが、シーズンを通してレギュラーポジションを掴めるかは現時点で判断が難しい。ロブレンの移籍により、これまではジョゼ・フォンテとCBコンビを組むことになると予想されていたが、先日、新たにフローリン・ガルドシュが加入した。
このルーマニア代表CBは以前から高い評価を得ており、ロナルド・クーマン監督自ら望んだ選手でもある。となれば、ファーストチョイスとなる可能性は十分にある。ヨス・ホーイフェルトを加えて、激しいCBの定位置争いが今シーズンは展開されそうだ。
明日のリバプール戦については、現在ガルドシュがハムストリングスに問題を抱えているため、現地紙は吉田のスタメンを予想している。リバプールといえば、昨シーズン、吉田からポジションを奪ったロブレンが新天地を求めたクラブであり、このふたりの対決も少なからず興味深い。
◆開幕戦は負傷によりベンチ外。その後も…
宮市 亮(アーセナル)
ハムストリングス負傷からの復帰を目指しているアーセナルの宮市亮だが、アーセン・ヴェンゲル監督は「リョウ(宮市)は、まだ起用できない」と語り、クリスタルパレス戦でのベンチ入りはないと明言した。
もっとも、復帰後も厳しい環境に置かれるのは間違いない。多くのビッグネームが到来し、また若手が成長し続けているアーセナルのなかで、伸び悩んでいる感のある宮市の出場機会は乏しくなる一方。これまでにも、夏冬の到来とともにレンタル移籍の噂が流れている状況だ。
「若い選手がチャンスを得るのは、主力が負傷で欠場した時だ」と語るヴェンゲル監督だが、4~5番目の序列にあるとされる宮市には、なかなか順番は回ってこない。ましてや、自身が怪我に苦しんでいるようでは……。
22歳で迎える勝負のシーズン、まずはベンチ入りを果たしたうえで、いつ訪れるとも知れぬ出場機会で、成長ぶりを見せつけなければならない。非常に厳しいチャレンジに、宮市は挑む。