オリンピアコスに完勝のベティス、最終節を待たずしてGS突破が決定! 乾貴士は終盤に絶好機を迎えたが…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月30日

右足で放った弾丸シュートはGKのブロックに阻まれる。

ボールを呼び込むところまでの動きは悪くないが、いざパスが入ると試合勘の鈍りからかプレーに迷いが…。サッカーが楽しくて仕方ないという印象を受けたエイバル時代の自由で思い切りのいい動きは、この日も影を潜めた。(C)REUTERS/AFLO

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 現地時間11月29日に開催されたヨーロッパリーグ第5節、ベティス対オリンピアコスの一戦は、1‐0でホームのベティスが勝利した。

 ボール支配率が60%を超えるベティスらしい試合展開が序盤から展開される中、このホームチームに先制点が生まれたのは39分だった。

 ゴールほぼ正面、ペナルティーエリアの少し外側の位置でアントニオ・サナブリアからパスを受けたセルヒオ・カナレスは、トラップするとすかさず左足を振り抜き、これがゴール右隅に一直線に突き刺さった。

 後半に突入後も、ボールはベティスが支配した。だが、なかなか追加点が奪えず、しびれを切らしたキケ・セティエン監督は63分、2トップの一角であるセルヒオ・レオンを下げて乾貴士を投入する。
 
 2トップの左にそのまま入った乾は、ゴール前に飛び出したり、左に開いたり、中盤まで引いてパスを受けたりと、前線をかき回すようにポジションを変え、好機をうかがった。

 その動き自体は軽快で悪くなかった。だが、いざ司令塔のカナレスあたりからパスが入ると、試合勘の鈍りからか、判断が遅れる場面がしばしば見られた。ダイレクトでシュートを撃っていれば、という場面でボールをこねまわしたり、得意のドリブルを披露すべきところでパスに逃げたり…。

 守備面で貢献するわけでもなかったこの日の乾に、見るべきプレーは88分までなかった。

 その乾が輝きを放ったのは、時計の針が89分をまわったあたりだ。自陣で味方のクリアを拾うと、そこから乾らしい推進力のあるドリブルを開始。ハーフウェーラインをまたぐかどうかというタイミングで、右のサナブリアにスルーパスを通した。

 絶好のパスを受けたパラグアイ代表FWは力強く右足を振り抜くが、このシュートはS・レオンのPKをストップするなど、前半から好セーブを連発していたオリンピアコス守護神ジョゼ・サに弾かれる。

 そしてボールは、後方から走り込んだ乾の前にこぼれた。右足から放たれたボレーぎみのシュートはしっかり枠をとらえていたものの、コースが素直すぎたか、ふたたび鋭い反応を見せたジョゼ・サのブロックに遭い、ゴールネットを揺らすことはなかった。

 結局試合は1-0のままタイムアップ。この結果ベティスは、3勝2分けの無敗で最終節を待たずにグループステージ突破を決めた。ただ、久々の出場チャンスになんとか爪痕を残したかった乾にとっては、やや悔しさが残るゲームとなった。
 

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