【ナポリ】フェライニ獲得に向けマンチェスター・Uに正式に接触
 
　ナポリは８月13日、マンチェスター・ユナイテッドに対してマルアン・フェライニ獲得の可能性について正式な打診を行なった。ユナイテッドは48時間以内に可能性があるかどうか、ある場合はどのような条件かを回答することになっている。ルイス・ファン・ハール新監督がどのような判断を下すかが注目される。
 
【ベンフィカ】ルイゾン放出の意思はなし
 
　昨日お伝えした通り、ユベントスはベンフィカのブラジル人CBルイゾンの獲得に乗り出しており、本人とはすでに合意、ベンフィカに交渉を持ちかけている。
 
　しかしベンフィカは、先に選手サイドと合意してからクラブにアプローチし、有利な条件（移籍金ゼロ）で獲得しようというユベントスの手法、そしてクラブに無断でユーベと交渉したルイゾンとその代理人に対して強い不快感を抱いており、次のようなコメントを発表している。
 
「ユベントスとの間にはいかなる交渉も行なわれていない。ルイゾンは３年間の契約を残しており、もしユベントスが獲得を望む場合には我々にコンタクトを取る必要がある。ルイゾンは最近のインタビューで、ここでキャリアを終えたいと明言している。実際にその通りになるだろう」
 
【本日の公式発表】
セルヒオ・アグエロ（マンチェスター・シティとの契約を2019年まで延長）
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
　イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
　イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年１月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン（当時シャフタール・ドネツク）がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
　セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち（iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています）、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
　ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
　ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年７月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
　そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。（片野道郎）