パリ・サンジェルマン（パリSG）は11月24日、リーグ・アン第14節でトゥールーズにホームで１-０と勝利した。インターナショナルウィーク中にネイマールとキリアン・エムバペを負傷で失ったが、エディンソン・カバーニの決勝点で開幕14連勝の偉業を達成している。

　次戦は11月28日のチャンピオンズ・リーグ（CL）、ホームのリバプール戦だ。グループCで３位に甘んじ、リバプールとナポリを勝点１差で追うパリSGにとっては、勝利が必須の大一番となる。

『ESPN』によると、キャプテンのチアゴ・シウバは試合後、「14連勝できてうれしい。トゥールーズは非常に守備がタイトだったから、いつもよりキツかった。でも、リバプール戦に向けて良い準備になったね」と、勝利を喜びつつ、ビッグマッチに向けて意気込んだ。

「来週はもっと良くなることを願っている。僕らは結果に満足しているけど、これからリバプール戦の準備をしなければいけない。さらに難しい試合だ。勝つためには良いプレーをしなければいけない。勝てなければ決勝トーナメント進出が厳しくなる。しっかり準備しないと」

　決勝点を挙げたカバーニも、「ベストの俺たちじゃなかったけど、一番大切なのは勝利だ。次はリバプール戦に集中だね。素晴らしい試合にしたい」と述べた。

　そのリバプール戦で注目されるのは、ネイマールとエムバペが出場できるか否か。トーマス・トゥヘル監督は、「彼らは出場すると思う。ただ、断言はできない」と述べるにとどまった。

「私はとても楽観している。土曜に彼らは個別練習をこなしたからだ。月曜のチーム練習に参加できることを願っているよ」
 

　ただ、ネイマールとエムバペが復帰できたとしても、リバプール戦がタフなゲームになることは間違いない。リバプールはこの日、プレミアリーグ第13節でワトフォードに敵地で３－０と快勝した。

　いまだに無敗を保って首位マンチェスター・シティを勝点２差で追うリバプールは、13試合を終えてクラブレコードとなる勝点33をマークしている。

　ESPNによると、ユルゲン・クロップ監督は試合後、「33ポイントは見事だ。素晴らしいよ。得失点差（+21）もね」と喜びを表わした。

「シーズンはまだ終わっていないし、こういう記録が何をもたらすわけではない。それは我々全員が分かっている。だが、だれかが今後この記録を破りたいなら、今のこのチームを倒さなければいけないということだ。我々は続けていく。今は本当に良い瞬間だ」

　国内リーグで好調を維持する両チームの欧州での激突に、大きな注目が集まるのは間違いない。その舞台に、ネイマールとエムバペは立つことができるだろうか。