18歳でアッズーリ入り! 話題の「ピルロ2世」とは何者か?

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年11月10日

クラブでも代表でもエリート街道を駆け上がる。

18歳にしてイタリア代表に初招集されたトナーリは、ビッグクラブ行きも囁かれる逸材だ。写真:Getty Images

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 11月のイタリア代表メンバーで話題を呼んでいるのが、セリエBのブレッシャに所属するMFサンドロ・トナーリだ。ポテンシャルの高い若手を積極的に招集して長期的なチーム強化を目論んでいるロベルト・マンチーニ監督のお眼鏡にかない、弱冠18歳のセリエA未経験にして初招集されたのだ。
 
 2000年5月8日生まれのトナーリは、かつてアンドレア・ピルロを輩出し、あのロベルト・バッジョが晩年にプレーしたクラブとしても知られるブレッシャの下部組織で育成される。飛び級でカテゴリーの階段を駆け上がり、17年8月には17歳3か月にしてセリエBを戦うトップチームにデビュー。昨シーズン後半戦には司令塔のレギュラーポジションを掴み、プロ2年目の今シーズンは完全に主力に定着している。
 
 代表レベルでもU-17代表から活躍し、今夏はU-19欧州選手権で準優勝に貢献。9月にはU-21代表、そしてこの11月はA代表と、常に飛び級を繰り返してきたエリートだ。
 
 育成年代ではトップ下や右サイドハーフでもプレーしたが、プロデビュー後は4-3-3のアンカーが主戦場。タイプとしては、いわゆるレジスタ(司令塔)だ。エレガントなボール捌きや身のこなし、センス溢れる長短のパス、読みを利したパスカットなどを特長とするプレースタイルに加え、173センチ・65キロという小柄で細身な肉体、イケメンで長髪という風貌、そしてブレッシャ出身という共通点もあって、「ピルロ2世」と謳われる。
 
 昨シーズンからビッグクラブが獲得を狙っており、最近はミラン、インテル、ユベントス、ナポリ、ローマなどの国内クラブに加え、チェルシーやモナコなど海外クラブも巻き込んだ熾烈な争奪戦に発展。18歳ながら市場価格はすでに3000万ユーロ(約39億円)を超えているとも言われており、A代表招集でさらに価格が吊り上がる可能性もある。
 
 ビッグクラブ行きは確実で、アッズーリの未来を担いうる超逸材だけに、サンドロ・トナーリの名前は覚えておいて損はなさそうだ。
 
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