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大迫勇也、好機を活かせず56分で交代…ブレーメンはマインツに主導権を握られ今季初の連敗喫す

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月05日

40歳ピサーロのゴールで追撃ムードは高まったが…

劣勢のなかで流れを変えるゴールが期待されるも、大迫は少なくチャンスを活かせなかった。 (C) Getty Images

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 11月4日(現地時間)、ブンデスリーガ第10節が行なわれ、ブレーメンは1-2でマインツに敗れた。
 
 13位(前節終了時点)マインツのホームに乗り込んだ4位ブレーメン。前節レバークーゼン戦で久々にゴールを挙げた大迫勇也は6試合連続でスタメン入りし、前線右サイドで試合開始を迎えた。
 
 立ち上がりはマインツがボールをキープし、速いパスワークで敵陣深くまで攻め入って、8分にはクンデが遠めからファーストシュートを放つ。
 
 一方、ブレーメンは前節で2-6の大敗を喫した影響か、慎重にプレーしている印象だったが、12分にペナルティーエリア前でボールを受けたクルゼが、反転からフィニッシュに持ち込み、ここから攻勢に立った。
 
 しかしマインツは間もなくして主導権を奪い返し、16分にブレーメン守備陣に揺さぶりをかけて、最後はクンデが角度のないところからシュート。さらに25分には、ロングボールをFWが競って落としたボールを、ラッツァが拾ってゴールを狙う。
 
 このシュートは威力を欠いてGKパブレンカにセーブされたが、マインツは直後、ブロンジンスキが右からクロスを入れると、ブレーメンのCBモイサンデルがクリアミス。中央のマテタがトラップし、右に流れながらシュートを決めて先制点を奪った。
 
 相手のミスを見逃さずにリードを奪ったマインツは、長短のパスをテンポ良く繋いでボールを前線まで運べるだけでなく、ロングボールもFWがしっかり収められることでチャンスを生み出していく。
 
 33分には、ピッチを広く使った攻めから、左クロスをパブレンカが処理しそこなって流れたボールをベルがシュート。パブレンカがセーブしたこぼれ球をベルが拾ってクロスを上げると、ファーサイドでラッツァが頭で合わせたが、これはわずかに枠を逸れた。
 
 大迫は守備でのタスクをこなしながら、攻撃ではカウンターで好機を作ろうとするも、ボールを受ける際に相手に寄せられてボールを失う場面が幾度も見られる。なかなかチャンスに絡むことができないなか、20分にCKでニアに飛び込み、頭で合わせたが、ゴールマウスは捉えられない。
 
 前半途中からは2トップの一角として前線に張り、44分にM・エッゲシュタインのクロスがぴったり合ったものの、ヘディングシュートはゴール左外に逸れていった。
 
 後半開始から4分、大迫は縦パスを受けて抜け出すが、追ってきたDFに寄せられ、ボールをコントロールしながらパスの出しどころを探すも、奪われてしまう。
 
 するとその2分後、マインツは敵陣でのスローインから、グバマンが中央にドリブルで進みながら、左足を一振。鋭い弾道のシュートがゴール右隅に突き刺さり、大きな追加点を挙げた。
 
 苦しい状況に追い込まれたブレーメンは56分、大迫に代えてピサーロを導入。大迫にとっては、消化不良の一戦となったことだろう。
 
 その後、ブレーメンは攻勢に立ち、60分に交代出場のJ・エッゲシュタインがエリアに侵入しシュートを撃とうとしたところでニアカテのタックルで倒れるも、マインツCBのプレーは正当と判断され、PK宣告の笛は鳴らない。
 
 これまでは、交代出場するとすぐに抜群の存在感を放ってきたピサーロも、この試合ではなかなか良いかたちでボールに触れることができないという状況で、ブレーメンはさらに73分、ハルニクを投入して攻撃陣に厚みを加えてゴールを狙う。
 
 幾度もクロスを入れながら、GKツェントナーの手に直接収まるなど、拙攻が続いたブレーメンだが、78分、ゲブレ・セラシェの縦パスで右サイドからエリアに侵入したM・エッゲシュタインが、タイミングを見計らって入れたクロスに、走り込んだピサーロが合わせ、追撃のゴールを奪った。
 
 2試合連続得点の40歳FWから活力を得たブレーメンは、マインツのカウンターに脅かされながらも、81分にはハルニクがエリア内で強烈なシュートをゴール左隅に飛ばすが、これはツェントナーが好反応で弾き出す。
 
 ブレーメンの猛攻は4分間のアディショナルタイムも続き、91分にはハルニクがクロスを頭で合わせるも、威力なくツェントナーがキャッチ。縦パスやクロスはことごとくはね返され、マインツの堅固な守備ブロックを再度崩すことは叶わなかった。
 
 主導権を握り続けたマインツは、4試合ぶりの勝利。一方、ブレーメンは今シーズン初の連敗を喫した。順調に序盤を過ごしてきたチームが、ここにきて壁にぶつかったようだ。早いうちに立て直すことはできるか。次節(10日)の相手は、好調ボルシアMGだ。
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