メルテンスの勝ち越し弾で試合を決めようとしたナポリだったが…。
10月23日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージの第3節が行なわれ、グループCでは、パリ・サンジェルマンとナポリが対戦した。
強豪揃いの“死の組”と言われる同グループで、前節、リバプールを撃破して首位に立ったナポリを、3位のパリSGが本拠地に迎えた一戦は、勝ち抜けに向けて勝点3が欲しいホームチームがアグレッシブな動きを見せる立ち上がりとなった。
パリSGは、最前線に配置されたディ・マリア、ネイマール、エムバペ、カバーニの「カトル・ファンタスティック(4人のファンタスティック)」を中心に攻撃を構成し、積極果敢に敵陣に攻め入る。17分には敵陣で抜け出したカバーニが決定機を迎えたが、これは相手守護神オスピナの好守に阻まれた。
一方のナポリも押し込まればかりではない。最前線からのプレスでパリSGからボールを奪ってポゼッションを高め、徐々に試合の流れを掴むと、相手がやや守勢に回った一瞬の隙を突いて先手を取る。
29分、右サイドからカジェホンが鋭いスルーパスをゴール前に供給。これに抜け出したインシーニェが、ループシュートで相手GKアレオラの頭上を射抜き、ゴールネットを揺らした。
インシーニェの今大会2ゴール目で貴重な先制点を奪ったナポリは、その後も素早いパスワークで相手をいなして試合を掌握。対するパリSGは序盤戦と同様に、最大の強みである攻撃陣の個の力で何とか状況を打開しようと試みたが、統率の取れたナポリ守備陣は堅く、前半は1点のビハインドを背負ったまま終えた。
強豪揃いの“死の組”と言われる同グループで、前節、リバプールを撃破して首位に立ったナポリを、3位のパリSGが本拠地に迎えた一戦は、勝ち抜けに向けて勝点3が欲しいホームチームがアグレッシブな動きを見せる立ち上がりとなった。
パリSGは、最前線に配置されたディ・マリア、ネイマール、エムバペ、カバーニの「カトル・ファンタスティック(4人のファンタスティック)」を中心に攻撃を構成し、積極果敢に敵陣に攻め入る。17分には敵陣で抜け出したカバーニが決定機を迎えたが、これは相手守護神オスピナの好守に阻まれた。
一方のナポリも押し込まればかりではない。最前線からのプレスでパリSGからボールを奪ってポゼッションを高め、徐々に試合の流れを掴むと、相手がやや守勢に回った一瞬の隙を突いて先手を取る。
29分、右サイドからカジェホンが鋭いスルーパスをゴール前に供給。これに抜け出したインシーニェが、ループシュートで相手GKアレオラの頭上を射抜き、ゴールネットを揺らした。
インシーニェの今大会2ゴール目で貴重な先制点を奪ったナポリは、その後も素早いパスワークで相手をいなして試合を掌握。対するパリSGは序盤戦と同様に、最大の強みである攻撃陣の個の力で何とか状況を打開しようと試みたが、統率の取れたナポリ守備陣は堅く、前半は1点のビハインドを背負ったまま終えた。
迎えた後半、パリSGは開始とともにベルナトに代えてドイツ代表CBのケーラーを投入。同時にシステムを4-2-3-1から3-4-2-1に変更する策に打って出る。
両ウイングバックが高い位置を保ちハイプレスをかけられるようになったうえ、2シャドーに配置されたネイマールとエムバペが相手DFに捕捉されにくいポジショニングを取れるようになったパリSGは、敵陣でプレーする時間が圧倒的に増える。
そして、49分にネイマールが強烈なミドルシュートを放ち、51分にも敵ゴール前からムニエがヘディングシュートを打つなど、立て続けに決定機を迎えた。
その勢いがホームチームは同点弾をもたらす。61分、エムバペからのパスをボックス内右で受けたムニエがクロスボールを蹴り込むと、このボールが相手DFのM・ルイの足に当たってゴールへ吸い込まれていったのだ。
システムを含めた変更を結実させたパリSGが振り出しに戻した試合は、その後はナポリが徐々に巻き返して、両軍による一進一退の攻防の様子を呈すなか、勝ち越し点を挙げたのは、アウェーチームだ。
76分、ファビアンのシュートをパリSGのマルキーニョスがボックス内でブロック。そのこぼれ球に素早く反応したメルテンスがゴールへ豪快に蹴り込んだ。
再びリードを奪ったナポリは、直後から自陣に全員がリトリートし、逃げ切り態勢へシフトチェンジ。これにより試合は80分を過ぎてからはパリSGが一方的に攻め続ける展開となった。
ナポリ守備陣も身体を張った守りで応戦したが、土壇場でホームチームが同点弾を奪う。後半アディショナルタイム3分、バイタルエリア右でボールを受けたディ・マリアがワントラップから狙いすましたシュート! これが左のサイドネットへと突き刺さったのだ。
アルゼンチン代表MFの貴重な同点ゴールで再度タイスコアとなった一戦は、結局、そのままタイムアップ。戦術面、そして個における駆け引きでも、互いの良さを存分に発揮した好ゲームは2-2で終了した。
これで互いに1ポイントを積み上げた結果、首位のナポリは勝点5としたが、同時刻にキックオフしていたリバプールがレッドスターを下したために2位へ転落。一方、勝点を4としたパリSGは3位のままとなった。