［キリンチャレンジカップ2018］日本 ３-０ パナマ／10月12日／デンカビッグスワンスタジアム
 
　パナマ戦のスターティングメンバーを見た時、セットプレーのキッカーは誰になるのか、と思った。
 
　９月のコスタリカ戦では、中島翔哉や堂安律がキッカーを務めたが、このふたりはどちらも先発ではない。となれば、キックの正確さに定評のある青山敏弘かと思ったが、当てが外れた。
 
　CKもFKも、キッカーを務めたのは南野拓実だった。19分には立て続けに左右のCKの場面があったが、右CKを蹴り、相手DFにブロックされて左CKになった際、急いでピッチを横断する南野の姿は、ある意味、新鮮だった。
 
「（キッカーは）コーチから指示がありました」
 
　最大の見せ場は27分。ペナルティアーク付近でFKを得ると、ボールの前には南野、青山、原口元気が立ったが、キッカーは南野が務めた。しかし、右足で狙ったシュートはクロスバーの上を超えた。
 
　惜しいFKもあったけど、と水を向けてみたが、「いや、惜しくないっすね（笑）」と苦笑い。「練習では上手くいっていたんですけど、まあ、練習します」と“リベンジ”を誓った。
 
取材・文●広島由寛（サッカーダイジェスト編集部）

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