イタリア代表が「ブラジル人」をまた招集? ナポリMFをマンチーニ監督が注視か

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年10月08日

ナポリで大活躍もセレソンから声は掛からず…。

ブラジル代表とは縁がないアラン。イタリア代表入りする可能性が浮上している。(C)Getty Images

画像を見る

 イタリア代表に“新助っ人”が加わるかもしれない。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙や『スカイ・スポーツ』など現地メディアによれば、ナポリに所属するブラジル人MFのアラン(27歳)に、アッズーリ入りの可能性が浮上しているという。
 
 2009年に母国ブラジルのヴァスコでプロデビューしたアランは、12年夏にウディネーゼへ加入。15年夏から移籍したナポリでは、マウリツィオ・サッリ監督(現チェルシー)の下、「世界でもっとも美しい」と評されたチームの右インサイドハーフとして大活躍した。
 
 175cm・74kgと小柄ながら類稀なフィジカルと安定したテクニックを備え、常にシンプルにボールを動かして攻撃を支える一方、ボール奪取とプレッシングで守備も機能させるなど、今やセリエA有数のセントラルMFに成長。新監督にカルロ・アンチェロッティを迎えた今シーズンは、4-4-2の中盤センターの一角で変わらぬインテンシティーを発揮している。
 
 ヴァスコ時代の2011年には、ブラジルU-20代表の一員としてU-20ワールドカップで優勝に貢献。フィリッペ・コウチーニョ(現バルセロナ)やアレックス・サンドロ(現ユベントス)、カゼミーロ(現レアル・マドリー)などが当時のチームメイトだった。
 
 しかし、いまだブラジルのA代表に呼ばれた経験はなく、現指揮官のチッチも一度も声を掛けていない。そこに目を付けたイタリア代表のロベルト・マンチーニが、アッズーリ招集を目論んでいるようだ。アランはブラジルとポルトガルの二重国籍者だが、先祖にイタリア人がいるようで、イタリアのパスポートを取得できる可能性があるという。
 
 ブラジル生まれながらイタリア代表を選んだ近年のオリウンド(外国産の代表選手)といえば、2010年のアマウリ(当時ユベントス)をはじめ、11年のチアゴ・モッタ(当時インテル)、15年のエデル(現・江蘇蘇寧)、16年のジョルジーニョ(現チェルシー)、17年のエメルソン(現チェルシー)などがいる。
 
 昨シーズンまでナポリで同僚だったジョルジーニョは、マンチーニ政権下のアッズーリで中盤の核に君臨。その特長を知り尽くすアランがイタリア代表入りとなれば、大きな戦力になるのは間違いない。60年ぶりのワールドカップ予選敗退という屈辱を経験し、「ゼロからの再構築」を進めているアッズーリの新キーマンになりうる存在だ。
 
 アランはまだイタリア国籍を取得したわけではなく、ウクライナ、ポーランドと戦う10月シリーズにはもちろん呼ばれてないが、今後の動向を注視したい。
 
【関連記事】
イタリア代表メンバー発表! バロテッリが選外、ジョビンコが驚きの復帰!
ミラン逸材FWの彼女は才色兼備の美女!「父と兄弟はユーベが好きだけど…」
中島翔哉、圧巻の2G2A!! 全ゴールに絡む殊勲の大活躍に地元紙は「もう手が付けられない!」
暴行疑惑のC・ロナウド、家族とクラブのサポートを受けて試合前にはファンに“神対応”
もはや脅迫…ジョルジーニョがマンCからチェルシーに鞍替えした本当の理由

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ