香川は今季初出場、長友は7年ぶりのCL
9月18日(現地時間)、2018-19シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージが開幕、グループA~Dの各8試合が、欧州各国で行なわれた。
他のグループより早くキックオフの時間を迎えたグループAの2試合。32分、先に均衡が破れたのはバルセロナ対PSVの一戦で、FKを鮮やかに決めたメッシが、今シーズンのCL本戦でのファーストゴールスコアラーとなった。
他のグループより早くキックオフの時間を迎えたグループAの2試合。32分、先に均衡が破れたのはバルセロナ対PSVの一戦で、FKを鮮やかに決めたメッシが、今シーズンのCL本戦でのファーストゴールスコアラーとなった。
メッシはさらに終盤で2点を挙げ、いきなりハットトリックを達成。CLでは新記録となる8度目の偉業を成し遂げた。一方のPSVは、前シーズンのグループステージを2分け4敗で終えており、これで7試合連続の勝ちなしとなった。
同時刻開催のインテル対トッテナム戦は劇的な展開で前者が勝利。先週末のセリエAでは、昇格組のパルマに敗れてサポーターを失望させたインテルだが、実に7年ぶりとなるCLの初戦、終盤のイカルディの同点ボレー、ベシーノのアディショナルタイムでの逆転弾で、サン・シーロを大いに沸かせた。
今シーズン、CLには3人の日本人選手が参戦しているが、うち2人がこの日登場。ドルトムントの香川真司は、クラブ・ブルージュ戦の62分にゲッツェとの交代でピッチに立った。公式戦初出場となった彼は効果的なプレーを披露し、昨シーズンは1勝もできなかったチームの白星発進に貢献している。
一方、ガラタサライの長友佑都はインテル時代の2011-12シーズン以来となるCLで、定位置の左SBで先発出場。こちらも存在感を示して、ロコモティフ・モスクワを迎えての一戦で3-0の大勝の喜びを味わった。
ドルトムントと同グループのモナコとアトレティコ・マドリーは、アウェーの後者が逆転勝利。今シーズン、決勝戦が本拠地ワンダ・メトロポリターノで開催されることで、例年以上に欧州制覇に強い意気込みを見せるA・マドリーが、国内リーグでは不調ながら、幸先良く勝点3を獲得している。
2シーズン前に4強入りと旋風を起こしたモナコは、A・マドリー同様に国内では低迷するなか、CL初出場のグランシアのゴールで先制したが、リードを守り切れず、CLでの連続未勝利が9に伸びた。
ガラタサライが属するグループDのもう1試合では、シャルケとポルトが1-1の引き分け。ポルトは終盤にオタービオがPKを決めて追いついたが、早い時間帯で得たPKでA・テレスがGKフェーアマンに止められており、喜びと悔いは半々といったところだろう。
最後にグループC。リバプールとパリ・サンジェルマンの、強力攻撃陣を擁するチーム同士の対決は、ホームの前者が交代出場フィルミーノのアディショナルタイムでのゴールで劇的勝利を飾った。パリSGは83分にエムバペが試合を振り出しに戻したが、強敵相手の敵地での勝点奪取はならず、黒星発進を余儀なくされている。
一方のレッドスター対ナポリは、この日唯一のスコアレスドロー。1990-91シーズンの欧州王者ながら、CLでは今シーズンが本戦初出場となったレッドスターは、攻撃力の高いナポリに再三ゴールを脅かされるも、GKボージャンの好守やクロスバーに救われる幸運などで、これをしのぎ切り、ホームで初の勝点を手にした。
各試合の結果と得点者は以下の通り。なお、グループE~Hの8試合は、本日19日に行なわれる予定だ。
◇グループA
インテル 2-1 トッテナム
得点:イ=イカルディ(86分)、ベシーノ(90+2分) ト=エリクセン(53分)
バルセロナ 4-0 PSV
得点:メッシ(32・77・87分)、デンベレ(75分)
◇グループB
モナコ 1-2 アトレティコ・マドリー
得点:モ=グランシア(18分) ア=D・コスタ(31分)、ヒメネス(45+1分)
クラブ・ブルージュ 0-1 ドルトムント
得点:プリシッチ(85分)
◇グループC
レッドスター 0-0 ナポリ
リバプール 3-2 パリ・サンジェルマン
得点:リ=スターリッジ(30分)、ミルナー(36分)、フィルミーノ(90+2分) パ=ムニエ(40分)、エムバペ(83分)
◇グループD
シャルケ 1-1 ポルト
得点:シ=エムボロ(64分) ポ=オタービオ(75分)
ガラタサライ 3-0 ロコモティフ・モスクワ
得点:ロドリゲス(9分)、デルディヨク(67分)、セルチュク(90+4分)