レバンドフスキは公式戦3試合連続の決勝弾!
8月24日(現地時間)、2018-19シーズンのブンデスリーガが開幕。バイエルンが3-1でホッフェンハイムを下した。
6連覇中ということで、6年連続でオープニングゲームに登場したバイエルンは、本拠地アリアンツ・アレーナでの一戦、立ち上がりからボールを握って敵陣に攻め入った。
6連覇中ということで、6年連続でオープニングゲームに登場したバイエルンは、本拠地アリアンツ・アレーナでの一戦、立ち上がりからボールを握って敵陣に攻め入った。
ホッフェンハイムのサイドでの守備が甘いこともあり、ここを攻略したホームチームは、立て続けにクロスを入れる。ゴール前を固めた相手にはね返されるも、これで何度もCKを得るなど、多くのチャンスを作り上げた。
12分にCKからのこぼれ球をボアテングが叩いてファーストシュートを放ったバイエルンは、23分にファーストゴールを挙げる。きっかけはやはりCKで、左からキミッヒが入れたボールをミュラーが頭で合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。
失点の後、ホッフェンハイムは反撃に転じるも、バイエルンはこれをうまくかわし、その後も主導権を握る。主力を多く負傷などで欠いたアウェーチームに対し、リードした王者は個々でも組織でも上手であるところを示し、幾度も相手ゴールに迫っていく。
ホッフェンハイムに最大のチャンスが訪れたのは34分。速い攻めから中央のビッテンコート→左のシュルツと渡り、グラウンダーのクロスにゴール前のジョエリントンが合わせるが、ダイレクトシュートは枠を捉えられず、最大の決定機を逸してしまった。
7割近いボールポゼッションを誇り、優勢に試合を進め続けたバイエルン。37分にはコマンが巧みな切り返しでDFをかわし、GKバウマンとの1対1の場面を迎えた。ただ、前半終了間際にそのコマンがシュルツのファウルを受けて負傷、ロッベンとの交代を余儀なくされるというアクシデントに見舞われた。
後半もバイエルンが攻勢。54分にロッベンが得意のカットインからのシュートを放ち(枠外)、56分にはキミッヒのパスを受けてエースのレバンドフスキがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドで無効となった。
ところが58分、ホッフェンハイムは粘り強く敵陣にボールを運び、最後はサライがボアテングをかわし、名手ノイアーでも止められないよくコントロールされたシュートをゴール左隅へ飛ばし、試合を振り出しに戻してみせる。
直後にも交代出場のツバーがきわどいシュートを放つなど、アウェーチームが勢いを得るが、バイエルンが長くボールを持つようになり、試合は落ち着く。
77分、バイエルンはロッベンの縦パスでリべリがペナルティーエリア左側に侵入してクロスを入れるが、GKバウマンが伸ばした足に阻まれた。
そして78分、リべリがエリア左から侵入しようとしたところで、ノルトバイトに倒されたとしてバイエルンはPKを獲得。レバンドフスキのシュートは止められるが、こぼれ球をロッベンが詰める。しかし、ロッベンがエリア内に入るのが早かったとしてやり直し。今度はレバンドフスキがバウマンの逆を突き、勝ち越しゴールを決めた。
さらに86分、ゴレツカが放ったミドルシュートが前方のミュラーに当たって軌道が変わり、ゴールネットを揺らす。ダメ押しゴールと思われたが、VARでミュラーのハンドがあったと判断され、ノーゴールとなった。
しかし、最後はバイエルンの一方的な攻勢となり、数度の決定機の後、90分にスローインからミュラーのラストパスを受けたロッベンがマーカーをあっさり振り切ってエリア内に抜け出し、今度こそダメ押しのゴールを左足で叩き込んだ。
終わってみれば、若き名将ナーゲルスマン率いるホッフェンハイムに対して力の差を見せつけた王者。戦力的に目新しさはないものの、その分、チームとしての熟成度で勝り、コバチ新監督の下、リーガ7連覇に向けて白星発進に成功した。