8月24日に開幕を控えるドイツ・ブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)。原口元気と浅野拓磨が所属するハノーファーは、オーストリア・キャンプの締め括りに、普段とは異なるゲーム形式のトレーニングを実践したようだ。ブンデスリーガの情報サイト『Sportbuzzer』がその様子を報じている。
「合宿最終日に、ハノーファーの監督は“プロのレクリエーション”を選手たちに要求した。参加メンバーを4人1組の6チームに分け、人気のバブルボールサッカーや巨大なダーツ板にサッカーボールを蹴りこむフットボールダーツ、サッカーピンポンなど5つのゲームにチームで挑み、順位を争った。選手たちは非常に楽しそうに取り組んでいた」
同情報サイトによると、優勝したのはマルビン・バルカロルツ、イラス・ベブ、イベル・フォッスム、ユリアン・コルブのチーム。彼らは記念写真を撮影し、満面の笑顔を浮かべていた。そして4位~6位の下位3チームには、罰ゲームが待っていた。
「4位のケビン・ウィマー、ボビー・ウッド、浅野、ウォレスの“新加入組”で構成されたチームは、罰として氷のシャワーを浴びた。5位のチームは夕食時にエプロンを着用してコーヒーをテーブルに配膳。ニコラス・フュルクルク擁する最下位のチームは、キッチンで夕食準備の手伝いを命じられた」
修行僧さながらに氷水を“心頭滅却”で耐え切る
浅野のチームの面々が氷入りのバケツの水をかぶる動画は、ハノーファーの公式SNSで公開されている。
動画は丁寧にスロー再生動画となっており、4人が並んで立つ背後から、スタッフがバケツをひっくり返し、頭から氷水を浴びせる様子がじっくり観察できる。ほかの3選手がもだえるのとは対照的に、浅野は”修行僧”を彷彿とさせる合掌ポーズでじっと耐えた。
たっぷり氷水をかぶり終えた後は口から霧吹きのように水を吹き出し、隣のウォレスが濡れたビブスを押し付けてきても動じなかった。
サポーターからは「この暑さの中だと罰ではなくご褒美では?」とツッコミのコメントも寄せられているが、選手やスタッフの表情は総じて明るく、キャンプのいい締め括りになったようだ。
オーストリア・キャンプを終えたハノーファーはホームに戻り、8月25日に行なわれるブレーメンとの開幕戦に備える。今夏からブレーメンに加入した大迫勇也との”日本人対決”が実現するかどうかも注目だ。