採点はチーム最低の「4」…
ロシア・ワールドカップでは最終メンバーから漏れる悔しさを味わった21歳の若武者、井手口陽介は、所属するリーズで悪戦苦闘の日々を送っている。
井手口は、今年1月にガンバ大阪からリーズに加入するも、イングランドでの就労ビザの関係により、すぐさまスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍。しかし出場機会を満足に得られず、その結果、出場が有力視されていたロシアW杯のメンバーからも外れた。
そんな21歳の日本人MFは、今夏からリーズで正式に加入。プレシーズンでは、7月19日のヨーク・シティ戦と7月24日のオックスフォード戦で、今シーズンより監督に就任したマルセロ・ビエルサから、さっそくチャンスを与えられた。
井手口は、今年1月にガンバ大阪からリーズに加入するも、イングランドでの就労ビザの関係により、すぐさまスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍。しかし出場機会を満足に得られず、その結果、出場が有力視されていたロシアW杯のメンバーからも外れた。
そんな21歳の日本人MFは、今夏からリーズで正式に加入。プレシーズンでは、7月19日のヨーク・シティ戦と7月24日のオックスフォード戦で、今シーズンより監督に就任したマルセロ・ビエルサから、さっそくチャンスを与えられた。
しかし、その2戦での評価はいずれも芳しくない。
90分間プレーしたヨーク・シティ戦について、イングランド・メディア「HITC」は「何か効果的なことをしたわけではなかった。むしろボールを持ったときには、攻撃をスローダウンさせた」と綴った。
続くオックスフォード戦では、先発出場したものの、前半のみでお役御免に……。地元メディア「Leeds Live」は、チーム最低の「4」という厳しい採点をつけ、次のように酷評した。
「今日のプレーが証拠となり、この日本人MFはリーズ、ひいてはイングランドに長く残ることができなくなったかもしれない。影を完全に落としているいま、彼がチャンピオンシップ(英2部)で、『やれる』という確証を見つけるのは難しい」
アルゼンチン人監督のビエルサは、“戦術オタク”の異名を持つほどの多彩なアイデアを持っているため、理想とする攻撃的なサッカーが馴染むのには、短くない時間を必要とする。となれば、今シーズンがイングランド初挑戦となる井手口が苦労するのも無理はないか。
リーズは今後、プレシーズン2試合を消化したのち、8月9日にプレミアリーグからの降格組であるストークとのチャンピオンシップ開幕戦を迎える。
はたして、井手口は残り少ない期間で、周囲を見返すようなパフォーマンスを披露し、ビエルサ監督の信頼を勝ち得って開幕スタメンの座を確保できるだろうか。