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「ホンダに興味を持っているのは確か」交渉は否定も、豪・強豪クラブ監督が地元ラジオで認める

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月26日

水面下で交渉が続くと深読みできる発言も…

パチューカを退団した本田は、次なる舞台にオーストラリアを選ぶのだろうか。 (C)Getty Images

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 オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーのケビン・マスカット監督は、日本代表MF本田圭佑との契約に興味があることを認めた。

 メキシコのパチューカを昨シーズン限りで退団した本田は、同クラブへの加入が近づいていると現地紙で伝えられていた。

 この件について、オーストラリアのラジオ局『Macquarie Sports Radio』のインタビューに応じたマスカット監督は、「具体的な交渉は進んでいない」と否定している。

 しかし、その一方で「ホンダの名前がAリーグの獲得候補にリストアップされてから、興味を持っていたことは確かだ」と認めた。同クラブが公の場で本田に対する見解を発信したのは、これが初めてである。

 Aリーグには、オーストラリア・サッカー連盟(FFA)が大物スター選手の獲得資金を一部肩代わりする制度がある。その対象として、本田の名前がリストアップされているのだ。

 また、同リーグはサラリーキャップ制度を取り入れているため、大半の選手の年俸が制限内に低く抑えられているが、給与に制限を設けない特別な選手「マーキー・プレーヤー」が、各クラブ2人まで認められており、ビクトリーの枠は、まだひとつ余っている。

 このように、獲得の条件はそろっているようにも思えるが、マスカット監督は「現時点で我々が語ることは何もないが、察してもらえれば……」と濁した。しかし、同チームの状況を考えれば、本田獲得には十分な動機がある。

 現在のビクトリーは、攻撃陣の補強が急務となっているからだ。攻撃の中核を担っていたレロイ・ジョージが退団し、FWベサルト・ベリシャは日本のサンフレッチェ広島へ移籍。ほかにもベテラン選手が何人も抜け、チームの”核”を担う選手を探している。

 ビクトリーは本田獲得のため、移籍金などのキャッシュに加えて、FFAの「マーキー・プレイヤー獲得支援制度」で豪200万ドルの資金を調達すると考えられている。

 本田がロシア・ワールドカップ後、身の振り方について考える期限とした7月末まで残り5日。もしオーストラリア行きが決まれば、三浦知良や小野伸二に続くAリーグの“スタープレーヤー”となりそうだ。続報が待たれる。
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