首位の座を懸けたグループリーグ第２戦の日本対セネガルが、ロシア中部の街エカテリンブルクのエカテリンブルク・アリーナで日本時間24時にキックオフされた。
 
　日本は初戦のコロンビア戦と同じメンバーをセネガル戦でも起用。４－２－３－１を採用し、ＧＫに川島永嗣。最終ラインは左から長友佑都、昌子源、吉田麻也、酒井宏樹と並び、２ボランチは柴崎岳と長谷部誠。２列目は左から乾貴士、香川真司、原口元気。１トップには大迫勇也を据えた。
 
　日本はセネガルの攻撃に耐え切れず、11分に失点を食らってしまう。右からのクロスを原口がクリアしたが、ユースフ・サバリにこぼれ球を拾われてシュートを打たれる。このシュートに川島が反応するも、パンチングをミスしてボールがこぼれ、サディオ・マネに当たってゴールに吸い込まれた。
 
　ビハインドを背負った日本は、ボランチの柴﨑が頻繁にボールを触って攻撃を組み立てて反撃を狙う。そうして迎えた34分、日本が同点弾を叩き込んだ。
 
　柴崎がセンターサークル付近からロングフィードを送り、長友がペナルティエリア内で受けて１トラップでＤＦを外す。すると、それをフォローした乾が素早く長友からボールを受け取り、右足で冷静にゴール右を射抜いた。

　迎えた後半、日本は相手に攻め込まれる場面もあったが、前半同様に柴崎を軸に攻撃を展開。60分には、右サイドを駆け上がった柴崎からゴール前に絶妙なクロスを供給されると、大迫が飛び込む。触れば１点というビックチャンスでミートは出来なかったが、徐々に得点の香りを漂わせる。

　しかし、70分、ユースフ・ザパリの左クロスからムサ・ワゲにゴールを許し、再び１点ビハインドとなってしまう。

　勝利が欲しい日本は同点に追いつくべく、失点直後に香川に代えて、本田圭佑を投入。初戦のコロンビア戦でも、途中出場からアシストを決めている背番号４に攻撃を託した。

　すると、その本田が大仕事をやってのける。78分、大迫のクロスが流れると、乾が再び中へ。最後は本田が左足で無人のゴールに流し込んで同点に追い付いた。

　これで２－２。日本はタイスコアに戻し、試合は最終盤を迎えている。