【W杯 大会14日目プレビュー】ボスニア・ヘルツェゴビナ対イラン戦

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2014年06月25日

目的は違えど、勝利に向けてモチベーションの高い両チーム。

2戦目でのグループリーグ敗退で母国では非難を浴びたスシッチ監督。意地の1勝を記録したい。 (C) Getty Images

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グループF
ボスニア・ヘルツェゴビナイラン
13:00(日本時間26日1:00)キックオフ
フォンチ・ノーバ(サルバドール)
 
【ボスニア・ヘルツェゴビナの視点】
 
 第2戦でナイジェリアに敗れ、グループリーグ敗退が決まったボスニア・ヘルツェゴビナだが、まだ達成していない“初”勝点、“初”勝利を奪取すべく、高いモチベーションで最終戦に臨むだろう。
 
 今大会、初戦では4-1-4-1、第2戦では4-2-3-1を採用したサフェト・スシッチ監督だが、最終戦では予選時と同様の攻撃的な4-4-2に切り替える模様だ。
 
 そして前線には、ここまで唯一の得点者であり、過去2戦はベンチスタートだったヴェダド・イビシェビッチがスタメンで出場することになるだろう。
 
[得点者]1点:イビシェビッチ
[警 告]1回:スパヒッチ、メドゥニャニン
 
【イランの視点】
 
 ここで失点わずか1と、自慢の堅守は十分に通用している。最重要課題は32か国で唯一、今大会での得点がない攻撃陣の改善だ。イラン史上初となる決勝トーナメント進出を果たすには、この最終戦での勝利が必須(さらにナイジェリアの敗戦)。つまり、リスクを冒してでも、絶対にゴールを奪わなければならない。
 
 それを百も承知のカルロス・ケイロス監督は、レザ・グーチャンネジャード、アシュカン・デヤガー、マスード・ショジャエイ、アリレザ・ジャハンバフシュという4人のアタッカーを先発させる攻撃的なプランを温めているという。アタッカーの先発起用は、ナイジェリア戦で2人、続くアルゼンチン戦で3人だった。
 
 鉄壁の守備と鋭利なカウンターで善戦したアルゼンチン戦同様、選手全員が90分間を通してのハードワークを実践して、今大会ではアジア勢初となる勝利を狙う。
 
 ケイロス監督は「ナイジェリアの結果は気にせず、我々は我々の任務(勝利) に集中する」とコメントしている。
 
[得点者]なし
[警 告]1回:ティムリアン、ネクナム、ショジャエイ
 
◆対戦成績&試合結果
 
ボスニア・ヘルツェゴビナ
1分け4敗
イラン
 
2009年8月12日 ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-3 イラン
2006年5月31日 イラン 5-2 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2005年2月2日 イラン 2-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2001年8月10日 イラン 4-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ
2001年7月22日 ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-2 イラン
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部

堅守ぶりは評価されたが、決勝トーナメントに進出できなければ意味がない。イランは歴史的な勝利を誓う。 (C) Getty Images

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