まさかの判断ミスが明らかに! 天皇杯、名古屋vs奈良クラブのPK戦でなにがあった?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月11日

日本協会が緊急会見! その場で明かされた事実とは…

名古屋にとってはまさに命拾い。2度目のPK戦の結末は果たして……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 日本サッカー協会は6月11日、同6日にパロマ瑞穂スタジアムで開催された天皇杯2回戦、名古屋グランパス対奈良クラブの試合において、1-1で終了した後に行なったPK戦のみ、再度実施すると発表した。

 異例とも呼べる今回の決定に至った経緯は、次ラウンド進出チームの決定に直接影響を及ぼす、担当審判員の明らかな競技規則の適用ミスがあったと認められたからだ。

 そのため、日本協会はこの事案についてIFAB(国際サッカー評議会)にも確認し、同11日に臨時の天皇杯実施委員会を開催。その結果、PK方式を一人目からやり直すことを決定した。

 今回の判断に関し、月曜夕方に日本協会が会見。なぜPK戦だけやり直しという判断が下されたのか、その詳細を説明した。

 登壇した須原清貴・天皇杯実施委員長によると、1-1で迎えたPK戦の際に奈良クラブの4本目に問題が発生したという。キッカーを務めた金久保彩がルール上で認められていないフェイントを掛けた状態でシュートを放ったため、主審はやり直しの判定を下した。

 たが、ここで問題が発生。本来であれば、キックの際にフェイントが認められた場合、競技規則では当該選手を警告としている。そして、PKは失敗となるのだが、今回の事案では警告を与えずにそのままやり直しを命じた。

 つまり、正しい競技規則では奈良クラブの4本目は失敗。その時点で名古屋が4-2で勝ち抜けを決めていたはずだった。しかし、競技は続行。最終的に奈良クラブが5-4でPK戦を制したのだ。

 競技規則の解釈では「試合は延長戦を含めて『引き分け』という結果で終了しており、次回戦に進出するチームを決するために、協議会規則で定めるPK方式を実施したものである」としている。そのなかで、「(PK戦が)勝敗の結果に直接影響したため、天皇杯実施委員会はPK戦自体が成立していない」ため、異例の判断に至ったという。

 清原委員長によると、今回はPKを最初からやり直す形を取るが、現時点では“2度目のPK戦”が行なわれる時期などの詳細は決まっていないとしている。

【画像】「美人すぎる」「セクシーすぎる」ロシアW杯ビッグスターの妻&恋人たち
【関連記事】
【日本代表】ある意味、痛快。的を射すぎている「長友佑都の警告」
長友佑都が本田圭佑に苦言。「もっと走って、ミスを減らして」「このままでは3戦全敗」
Jリーガーの「好きな女性タレント」ランキング2018年版! 石原さとみや新垣結衣を抑えて1位に輝いたのは?
「ルックスも実力もエース!」「もはや歩く写真集だ」韓国のビーナス、イ・ミナが最新自撮り写真を公開!
【パラグアイ戦のスタメン予想】トップ下は香川でCFは…。右サイドは仰天プランも?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ