磐田は５月15日、試合中に乱暴行為を働いたブラジル人DFギレルメとの契約を解除すると発表した。

　ギレルメは２日に行なわれたJ１リーグ・12節の横浜戦で80分に２枚目のイエローカードを提示され、退場処分となった。

　しかし、ヒートアップしたギレルメの怒りは収まらず、近くにいた横浜の喜田拓也に対して“蹴り”を入れたうえに、ピッチを去る際には相手スタッフにも暴行。この事態にＪリーグ側も６試合の出場停止処分（１試合２枚の警告による退場処分と合わせ7試合の出場停止）を課し、クラブ側も何らかの形で処分を与えることを発表していた。

　今回の契約解除について、クラブはホームページ上で下記のように今回の経緯を説明し、謝罪した。

「この度、ギレルメ選手との契約に関し、クラブ内での協議の結果を踏まえ、5月15日を持ちまして双方合意の上、契約解除といたしましたのでお知らせいたします。ギレルメ選手は期限付き移籍選手のため、移籍元クラブとの合意に時間を要し、本日の発表となりました事をお伝えさせていただきます。サッカー界のみならずスポーツ界全体に及ぼした影響は甚大であり、多大なるご迷惑をお掛けしました事、並びに不快な思いをさせてしまった事を心より深くお詫び申し上げます」と述べている。