似顔絵付きの横断幕、チームメイトには胴上げされて…
今シーズンいっぱいでチームを去る日本人アタッカーにとっては、忘れられない一日となった。
5月12日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ37節、乾貴士を擁するエイバルは本拠地イプルーアにラス・パルマスを迎えた。このホームラストゲームで乾は先発出場を飾り、見事決勝点に絡んでみせたのだ。開始5分、自身の前線へのスルーパスに抜け出したファビアン・オレジャナが相手GKを引きつけ、軽やかな反転から並走してきたシャルレスに横パス。ブラジル人FWが難なく無人のゴールに流し込んだ。乾はその後も果敢に左サイドで仕掛けては違いとなり、最後までピッチを疾走。1-0の快勝に貢献した。
シーズン最後のホームゲームとあって、試合後はちょっとしたセレモニーが催された。乾はサポーターが用意した似顔絵付きの横断幕──INUI ありがとう、と日本語で記されていた──を抱えて記念撮影に収まり、同じく契約満了で退団するダニ・ガルシア、アンデル・カパらに続いて、チームメイトから胴上げされるなど、そこかしこで感動的な光景が広がった。入団から丸3年、陽気なハポネスがピッチ内外でどれだけの信望を集め、どれだけサポーターから愛されていたかが分かる。
5月12日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ37節、乾貴士を擁するエイバルは本拠地イプルーアにラス・パルマスを迎えた。このホームラストゲームで乾は先発出場を飾り、見事決勝点に絡んでみせたのだ。開始5分、自身の前線へのスルーパスに抜け出したファビアン・オレジャナが相手GKを引きつけ、軽やかな反転から並走してきたシャルレスに横パス。ブラジル人FWが難なく無人のゴールに流し込んだ。乾はその後も果敢に左サイドで仕掛けては違いとなり、最後までピッチを疾走。1-0の快勝に貢献した。
シーズン最後のホームゲームとあって、試合後はちょっとしたセレモニーが催された。乾はサポーターが用意した似顔絵付きの横断幕──INUI ありがとう、と日本語で記されていた──を抱えて記念撮影に収まり、同じく契約満了で退団するダニ・ガルシア、アンデル・カパらに続いて、チームメイトから胴上げされるなど、そこかしこで感動的な光景が広がった。入団から丸3年、陽気なハポネスがピッチ内外でどれだけの信望を集め、どれだけサポーターから愛されていたかが分かる。
乾は自身のツイッターを更新し、その溢れる想いをこう書き綴った。
「エイバルでの最後のイプルアでの試合!!
最高に楽しく、幸せな時間でした!!
エイバルのサポーターの応援は常に温かくて、いつも励ましてもらいました!!
最高のスタジアム、サポーターの前でサッカーができた事は自分の一生の宝物です!!
本当にありがとうございました!!
ラストも楽しみます!」
乾にはまだ1試合が残されている。敵地での最終節、アトレティコ・マドリーとの大一番だ。エイバルは現在9位で、狙うはプリメーラ(1部)での歴代最高順位。これまでの最高位は昨シーズンの10位で、もしアトレティコ戦で勝利すれば8位にまで上がる可能性がある。乾にとってはこれ以上ない、置き土産となるだろう。
「エイバルでの最後のイプルアでの試合!!
最高に楽しく、幸せな時間でした!!
エイバルのサポーターの応援は常に温かくて、いつも励ましてもらいました!!
最高のスタジアム、サポーターの前でサッカーができた事は自分の一生の宝物です!!
本当にありがとうございました!!
ラストも楽しみます!」
乾にはまだ1試合が残されている。敵地での最終節、アトレティコ・マドリーとの大一番だ。エイバルは現在9位で、狙うはプリメーラ(1部)での歴代最高順位。これまでの最高位は昨シーズンの10位で、もしアトレティコ戦で勝利すれば8位にまで上がる可能性がある。乾にとってはこれ以上ない、置き土産となるだろう。