完敗した磐田戦後、二度、口にした“勇気と自信”
[J1リーグ13節]名古屋1-1横浜/5月5日/豊田ス
まるでストライカーのようなダイビングヘッドだった。
13節・名古屋戦、26分、アウェーの横浜が先制点を挙げる。山中亮輔が相手ゴール前にふわりとしたクロスを上げると、喜田拓也がふたりのDFの間を縫って身体を投げ出し、渾身のヘディングシュートをねじ込んでみせた。
嬉しい今季初ゴールは、5-1で完勝した2016年4月16日のアウェー磐田戦以来の得点である。もっとも、その後は名古屋に1点を返されてドロー決着に。逃げ切れなかったものの、喜田の一発がなければ勝点1さえ掴めなかったかもしれないと考えれば、貴重な働きだったのは間違いない。
この名古屋戦で、喜田は久々にスターティングメンバーに名を連ねる。C大阪との開幕戦(1-1)、続く柏戦(0-2)もアンカーのレギュラーとして先発フル出場するが、3月に両足首を痛めてしまう。しばらくピッチから遠ざかり、前節・磐田戦でベンチ入りすると、途中出場からようやく復帰を果たしていた。
まるでストライカーのようなダイビングヘッドだった。
13節・名古屋戦、26分、アウェーの横浜が先制点を挙げる。山中亮輔が相手ゴール前にふわりとしたクロスを上げると、喜田拓也がふたりのDFの間を縫って身体を投げ出し、渾身のヘディングシュートをねじ込んでみせた。
嬉しい今季初ゴールは、5-1で完勝した2016年4月16日のアウェー磐田戦以来の得点である。もっとも、その後は名古屋に1点を返されてドロー決着に。逃げ切れなかったものの、喜田の一発がなければ勝点1さえ掴めなかったかもしれないと考えれば、貴重な働きだったのは間違いない。
この名古屋戦で、喜田は久々にスターティングメンバーに名を連ねる。C大阪との開幕戦(1-1)、続く柏戦(0-2)もアンカーのレギュラーとして先発フル出場するが、3月に両足首を痛めてしまう。しばらくピッチから遠ざかり、前節・磐田戦でベンチ入りすると、途中出場からようやく復帰を果たしていた。
喜田が懸命なリハビリに取り組んでいる間、チームは不安定な戦いを続けていた。「ハイライン&ハイプレッシャー」を合言葉に、今季から取り組むアタッキングフットボールは攻守にアグレッシブなプレーを見せるも、思うように結果に結びつけられていない。
4節・浦和戦(1-0)で今季初勝利、5節・清水戦(1-0)で連勝するも、以後は5試合白星なし(2分3敗)。11節・鹿島戦(3-0)で約1か月ぶりの勝点3を掴んだが、喜田の復帰戦となった磐田戦は1-3の完敗と、チームは流れに乗れずにいた。
その磐田戦の後、喜田はリスクを伴うスタイルを遂行するために“勇気と自信”というフレーズを二度、口にし、それが「必要になってくると思う」「すごく大事」と強調した。
ただ、喜田も理想だけを追い求めるピュアなロマンティストではない。「なかなか結果につながらないもどかしさが今はある」と苦しい胸の内を明かし、厳しい表情を見せる。
「いつまでも、良いサッカーをしているからとか、面白いサッカーをしているからっていうだけでは、結果も出せない」
【PHOTO】横浜を彩る美女チアリーダー『トリコロールマーメイズ』!
4節・浦和戦(1-0)で今季初勝利、5節・清水戦(1-0)で連勝するも、以後は5試合白星なし(2分3敗)。11節・鹿島戦(3-0)で約1か月ぶりの勝点3を掴んだが、喜田の復帰戦となった磐田戦は1-3の完敗と、チームは流れに乗れずにいた。
その磐田戦の後、喜田はリスクを伴うスタイルを遂行するために“勇気と自信”というフレーズを二度、口にし、それが「必要になってくると思う」「すごく大事」と強調した。
ただ、喜田も理想だけを追い求めるピュアなロマンティストではない。「なかなか結果につながらないもどかしさが今はある」と苦しい胸の内を明かし、厳しい表情を見せる。
「いつまでも、良いサッカーをしているからとか、面白いサッカーをしているからっていうだけでは、結果も出せない」
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