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ハンブルク、今節での降格決定は免れるも残留は極めて厳しく…“幻のゴール”伊藤は45分で交代

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月06日

日本人選手は2人とも先発も途中交代…

ついに伊藤の初ゴールの瞬間が訪れたかに思われたが……。もし決まっていれば、試合の流れを左右する重要な先制点となっただけに、あらゆる意味で痛恨のノーゴール判定となった。 (C) Getty Images

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 5月5日(現地時間)、ブンデスリーガ第33節が行なわれ、ハンブルクは0-3でフランクフルトに敗れた。
 
 現在連勝中ながら、1部残留のためには残り2試合で勝利が求められる17位ハンブルクが、7位フランクフルトのホームに乗り込んだ一戦、前節で先制PK奪取&2点目アシストと大活躍を見せた伊藤達哉は2列目左、酒井高徳は右SBで先発出場を果たした。
 
 試合開始直後にいきなり左サイドを攻略して惜しいクロスを入れたホームチームが序盤からやや攻勢で、何度か相手ゴール前にボールを運んでいく。12分には左サイドのウィレムスがクロスのはね返りを叩いてファーストシュートを放った。
 
 対するハンブルクは、個々の動きはあるものの、連動したものではないため、なかなか敵陣深くまで攻め入ることができない。伊藤も良いかたちでボールを受けることがなく効果的なプレーを見せられず、目立ったのは22分に前へ抜け出そうとしてファウルを受け、顔からピッチに倒れ込んだ場面ぐらいだった。
 
 ところがその3分後、右サイドのハントが斜めに入れたパスで伊藤が抜け出し、GKフランデツキーの飛び出しを冷静に見極めて相手ゴールにボールを流し込む。ついに初ゴール! と思われたが、審判はオフサイドの判定を下し、ハンブルクの先制はならなかった。
 
 これをきっかけにアウェーチームが活気づいてポゼッションも上がってきたものの、31分、先制ゴールはフランクフルトにもたらされた。ウィレムスが左からボールを受けたアレの縦パスが中央からDFラインの裏に走り込んだヴォルフに繋がり、シュートはGKポラースベックの足元を抜いた。
 
 リードしたフランクフルトはその後、左サイドから再三チャンスを作り、36分には先制時と同じようなかたちで、今度はマスカレルが決定機を迎えたが、ダイレクトシュートはポラースベックの好セーブに阻まれた。
 
 1点のビハインドを負ったハンブルク。後半開始から伊藤を下げてヴァルトシュミットを、エクダルに代えてコスティッチを投入し、攻撃面のテコ入れで状況を打破しようとし、立ち上がりから攻勢に立つ。
 
 これに対し、間もなくフランクフルトが反撃に転じたが、その後は、中盤での攻防が長く繰り広げられる。時折、互いにゴール前まで迫るも、決定的な場面を作るまでには至らず、63分にようやくハンブルクのD・コスタが遠めから後半最初のシュートを放った。
 
 ポゼッションで上回るアウェーチームは66分、右サイドからヴァルトシュミットが中央へ進みながら縦パスを送ると、抜け出したウッドが決定機を迎えたが、シュートは飛び出したフラデツキーのブロックに遭ってCK逃げられる。
 
 さらに69分、最後尾のD・コスタが再び左足で強烈なロングシュートを放つと、ボールはフラデツキーの伸ばした手を経由し、左ポストを叩いてはね返る。これに、ホルトビーが飛び込んでゴールに流し込んだものの、オフサイドポジションにいたということでゴールは認められなかった。
 
 この好機を逃すと、今度はフランクフルトが攻勢に転じ、幾度か相手ゴール前に迫った後、77分にウィレムスがスルーパスで完全に抜け出し、ペナルティーエリアに侵入してシュート。これはポラースベックにブロックされるも、はね返りを拾ったマスカレルのシュートは相手DFに当たって軌道を変えながら、ゴール左隅に決まった。
 
 2点のリードを奪われてさらに苦しくなったハンブルクは79分、酒井に代えてミュラーを入れて攻撃の駒を増やすが、逆に直後にはガチノビッチにエリア深くに侵入されて危ないシュートを浴びる。
 
 前がかりになって攻めに出、相手ゴールに迫る一方で、カウンターで再三ピンチを迎えるハンブルク。そしてアディショナルタイムには左サイドを破られ、長期離脱から復活したばかりであるフランクフルトの“象徴”マイアーにダイレクトボレーを決められて、さらに点差を広げられた。
 
 大差で敗北を喫するも、勝点2差の16位ヴォルフスブルクがRBライプツィヒに1-4で敗れたことにより、今節での降格は免れたハンブルクだが、絶対に勝たなければならない最終節の相手はボルシアMG。一方、ヴォルフスブルクの相手は降格決定済みのケルン……。最終節でサプライズは起こるか!?
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