前半終了間際の“追加点”で勝負あり。
現地時間5月4日に実施されたヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2レグ、アトレティコ・マドリー対アーセナルの一戦は、1-0でアトレティコが勝利。大会の名称が「ヨーロッパリーグ」になってからは6シーズンぶり3回目となる決勝進出を決めた。
先制したのは、ホームのアトレティコだった。前半のアディショナルタイム、GKヤン・オブラクのロングフィードの跳ね返りを、右SBで起用されたトーマス・パーテイが拾ってグリエーズマンにパスし、フランス代表FWはこれをすかさず逆サイドへ展開。ここに走り込んでいたのが、ジエゴ・コスタだった。追走するエクトル・ベジェリンを右手でしっかりガードしながらのシュートで、アーセナル・ゴールを破った。
1-1で終わった第1レグで、貴重なアウェーゴールを奪っていたアトレティコが、最高の時間帯に“追加点”をもぎ取る。会場の本拠地ワンダ・メトロポリターノの盛り上がりは最高潮に達した。
先制したのは、ホームのアトレティコだった。前半のアディショナルタイム、GKヤン・オブラクのロングフィードの跳ね返りを、右SBで起用されたトーマス・パーテイが拾ってグリエーズマンにパスし、フランス代表FWはこれをすかさず逆サイドへ展開。ここに走り込んでいたのが、ジエゴ・コスタだった。追走するエクトル・ベジェリンを右手でしっかりガードしながらのシュートで、アーセナル・ゴールを破った。
1-1で終わった第1レグで、貴重なアウェーゴールを奪っていたアトレティコが、最高の時間帯に“追加点”をもぎ取る。会場の本拠地ワンダ・メトロポリターノの盛り上がりは最高潮に達した。
アーセナルもメスト・エジルを中心に、60分前後に試合の主導権を握り、ダニー・ウェルベックやアーロン・ラムジー、グラニト・ジャカらが相手ゴールに迫ったものの、それも長続きはしなかった。
相手にボールを預け、攻め込まれた直後にカウンターを繰り出すのがアトレティコの真骨頂。クリアボールをたったふたりでもゴール前まで運んでしまうグリエーズマンとD・コスタの鋭いアタックが、ピンチのあとには必ずといっていいほど見られ、いつの間にかゲームのペースはアトレティコへと移行していった。
開始直後に怪我で守備の要であるロラン・コシエルニーを失っていたアーセナルは、シンプルだが破壊力のあるアトレティコの攻撃に振り回され、徐々に体力を奪われていった。
終了間際には、D・コスタに代わって出場したフェルナンド・トーレスにも決定機が生まれ、さらにスタジアムの一体感が増していく。
そしてタイムアップの笛――。アトレティコは前日会見で「アーセナルとの恋物語をハッピーエンドで終えたい」と語っていた敵将アーセン・ヴェンゲルの夢を打ち砕き、ELでは6シーズンぶりとなる決勝進出を決めた。
相手にボールを預け、攻め込まれた直後にカウンターを繰り出すのがアトレティコの真骨頂。クリアボールをたったふたりでもゴール前まで運んでしまうグリエーズマンとD・コスタの鋭いアタックが、ピンチのあとには必ずといっていいほど見られ、いつの間にかゲームのペースはアトレティコへと移行していった。
開始直後に怪我で守備の要であるロラン・コシエルニーを失っていたアーセナルは、シンプルだが破壊力のあるアトレティコの攻撃に振り回され、徐々に体力を奪われていった。
終了間際には、D・コスタに代わって出場したフェルナンド・トーレスにも決定機が生まれ、さらにスタジアムの一体感が増していく。
そしてタイムアップの笛――。アトレティコは前日会見で「アーセナルとの恋物語をハッピーエンドで終えたい」と語っていた敵将アーセン・ヴェンゲルの夢を打ち砕き、ELでは6シーズンぶりとなる決勝進出を決めた。