浅野拓磨は再びベンチ外に…
3月4日(現地時間)、ブンデスリーガ第25節が行なわれ、ケルンは2-3でシュツットガルトに敗れた。
前節は上位のRBライプツィヒから逆転勝利を奪ったケルン。相変わらず最下位ながら、明らかに以前とはチーム状態が違っており、同じく好調のシュツットガルトを迎えた今節のホームゲームでも、勝点3獲得が期待された。
ケルンでは、大迫勇也は当然ながらスタメンに名を連ねたが、これまでのように2トップの一角ではなく、テロッデとピサーロの後ろに位置取った。一方、シュツットガルトの浅野拓磨は、再びベンチ外となっている。
試合は開始から7分で動く。シュツットガルトのインスーアが自陣でボールを持ったところを、ヘーガーがタックル。こぼれ球を拾った大迫が、ペナルティーエリア左外にいたピサーロにラストパスを通すと、39歳の大ベテランはゴール右隅に突き刺して今シーズン初ゴールを決めた。
リードしたケルンは、その後も敵陣で組織的なプレッシングを仕掛けてたびたびボールを奪い、すかさず速い攻撃を仕掛けてチャンスを量産する。そこで中心となるのが大迫で、絶妙な位置取りとパス出しで存在感を示していった。ピサーロに対しては、41分にも素晴らしい浮き球の縦パスを送っている。
そんな、チャンスメイクに努める大迫に得点機が訪れたのは37分。テロッデの出したパスに抜け出すと、これはGKツィーラーが先に追い付いたが、しっかりキャッチする前にコジエッロがボールに触れ、これを前方で受けた大迫が力強くネットに突き刺す。しかし、VARによりコジエッロのプレーがファウルと判定され、無効となった。
追加点を与えることは免れたシュツットガルトは、それまで完全にケルンの押し込まれており、攻撃では単発でゴメス、トミーがシュートを放つのみだったが、45分、右サイドでトミーが粘ってグラウンダーのクロスを入れると、ゴメスがダイレクトで合わせて同点とする。
さらにアディショナルタイム、再び右サイドでトミーがゴメスにパス。エリア右手前でボールを受けたストライカーは、反転して前を向くとすかさずシュートを放つ。威力はなかったが、虚を衝かれたのかGKホルンはキャッチミス。ボールはゴールラインを越え、前半のうちにアウェーチームは逆転に成功した。
シュツットガルトにとっては思い通り、ケルンにとっては最も避けたかった展開で前半は終了。そして後半になると、守備を強化したシュツットガルトのペースで、立ち上がりから試合は進んでいく。
そして56分、右サイドでボールを得たベックがエリア内で切り返し、中央のゴメスめがけてクロスを入れると思いきや、グラウンダーのシュートをゴール左隅に突き刺し、シュツットガルトに追加点をもたらした。
さらに状況を悪くしたケルンはその3分後、テロッデがゴール前で粘って後方に戻すと、フリーのコジエッロが強烈なシュートを放つが、ツィーラーが好反応でこれを防ぎ、点差を縮めさせない。
ここまで3連勝を飾っているシュツットガルトは、自信を持ってケルンの攻撃をしのぐとともに、カウンターではしっかりボールを繋いでフィニッシュまで持ち込み、ケルンDF陣に冷や汗をかかせる。要所をしっかり締めた守備は、攻撃でも活き、前半のケルンのように敵陣でボールを奪って好機に結び付けていった。
とはいえ、ケルンも成す術なく時間を浪費するわけではなく、攻撃では堅固な守備ブロックを形成した相手に対し、工夫した組織プレーでこれをこじ開けようとするが、最後のところではね返されてしまう。
80分にビッテンコートがエリア左側に侵入して決定的なシュートを放つが、ボールはゴール前を通過。逆に直後のカウンターからピンチを迎えたケルンだが、85分にヘクターがエリア手前で倒されてFKを獲得。これを途中出場のヨイッチが直接決め、ようやく1点差とする。
90分にも好位置でFKを得るも、ヨイッチのキックは今度は壁にはね返される。そして4分間のアディショナルタイムでは、ケルンが相手をゴール前に釘付けにしたものの、次の1点に手は届かなかった。
前半で多くの得点機を迎えながら1点止まりだったことが命取りとなったホームチーム。最下位脱出のチャンスも逸し、試合後のスタジアムには、ピッチに倒れ込む選手、審判に怒りをぶつける首脳陣、そして不満の口笛を鳴らすサポーターの姿があった。
前節は上位のRBライプツィヒから逆転勝利を奪ったケルン。相変わらず最下位ながら、明らかに以前とはチーム状態が違っており、同じく好調のシュツットガルトを迎えた今節のホームゲームでも、勝点3獲得が期待された。
ケルンでは、大迫勇也は当然ながらスタメンに名を連ねたが、これまでのように2トップの一角ではなく、テロッデとピサーロの後ろに位置取った。一方、シュツットガルトの浅野拓磨は、再びベンチ外となっている。
試合は開始から7分で動く。シュツットガルトのインスーアが自陣でボールを持ったところを、ヘーガーがタックル。こぼれ球を拾った大迫が、ペナルティーエリア左外にいたピサーロにラストパスを通すと、39歳の大ベテランはゴール右隅に突き刺して今シーズン初ゴールを決めた。
リードしたケルンは、その後も敵陣で組織的なプレッシングを仕掛けてたびたびボールを奪い、すかさず速い攻撃を仕掛けてチャンスを量産する。そこで中心となるのが大迫で、絶妙な位置取りとパス出しで存在感を示していった。ピサーロに対しては、41分にも素晴らしい浮き球の縦パスを送っている。
そんな、チャンスメイクに努める大迫に得点機が訪れたのは37分。テロッデの出したパスに抜け出すと、これはGKツィーラーが先に追い付いたが、しっかりキャッチする前にコジエッロがボールに触れ、これを前方で受けた大迫が力強くネットに突き刺す。しかし、VARによりコジエッロのプレーがファウルと判定され、無効となった。
追加点を与えることは免れたシュツットガルトは、それまで完全にケルンの押し込まれており、攻撃では単発でゴメス、トミーがシュートを放つのみだったが、45分、右サイドでトミーが粘ってグラウンダーのクロスを入れると、ゴメスがダイレクトで合わせて同点とする。
さらにアディショナルタイム、再び右サイドでトミーがゴメスにパス。エリア右手前でボールを受けたストライカーは、反転して前を向くとすかさずシュートを放つ。威力はなかったが、虚を衝かれたのかGKホルンはキャッチミス。ボールはゴールラインを越え、前半のうちにアウェーチームは逆転に成功した。
シュツットガルトにとっては思い通り、ケルンにとっては最も避けたかった展開で前半は終了。そして後半になると、守備を強化したシュツットガルトのペースで、立ち上がりから試合は進んでいく。
そして56分、右サイドでボールを得たベックがエリア内で切り返し、中央のゴメスめがけてクロスを入れると思いきや、グラウンダーのシュートをゴール左隅に突き刺し、シュツットガルトに追加点をもたらした。
さらに状況を悪くしたケルンはその3分後、テロッデがゴール前で粘って後方に戻すと、フリーのコジエッロが強烈なシュートを放つが、ツィーラーが好反応でこれを防ぎ、点差を縮めさせない。
ここまで3連勝を飾っているシュツットガルトは、自信を持ってケルンの攻撃をしのぐとともに、カウンターではしっかりボールを繋いでフィニッシュまで持ち込み、ケルンDF陣に冷や汗をかかせる。要所をしっかり締めた守備は、攻撃でも活き、前半のケルンのように敵陣でボールを奪って好機に結び付けていった。
とはいえ、ケルンも成す術なく時間を浪費するわけではなく、攻撃では堅固な守備ブロックを形成した相手に対し、工夫した組織プレーでこれをこじ開けようとするが、最後のところではね返されてしまう。
80分にビッテンコートがエリア左側に侵入して決定的なシュートを放つが、ボールはゴール前を通過。逆に直後のカウンターからピンチを迎えたケルンだが、85分にヘクターがエリア手前で倒されてFKを獲得。これを途中出場のヨイッチが直接決め、ようやく1点差とする。
90分にも好位置でFKを得るも、ヨイッチのキックは今度は壁にはね返される。そして4分間のアディショナルタイムでは、ケルンが相手をゴール前に釘付けにしたものの、次の1点に手は届かなかった。
前半で多くの得点機を迎えながら1点止まりだったことが命取りとなったホームチーム。最下位脱出のチャンスも逸し、試合後のスタジアムには、ピッチに倒れ込む選手、審判に怒りをぶつける首脳陣、そして不満の口笛を鳴らすサポーターの姿があった。