2014年からバルセロナとスポンサー契約を結んでいるトルコの家電メーカー『BEKO』社が、新たなテレビCMを公開した。バルサの主軸たちが登場し、面白おかしく好演している。
 
　舞台はとある家庭のダイニングルーム。バルサ・ファンの少年はどうしても母親が食べさせようとするブロッコリーが苦手な様子だ。その問題を解決すべく、突如として現れるのが謎のシェフ集団。お馴染みの青とエンジのキットに身を包んだバルサの精鋭たちだ。ジェラール・ピケ、ルイス・スアレス、イバン・ラキティッチ、サミュエル・ウンティティ、そしてマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンの５人衆である。
 
　これは内緒だぞと口止めしつつ、キッチンに乗り込んで少年のためのスペシャルメニューを調理しはじめる選手たち。すると少年が大喜びしているところへ、真打ちのリオネル・メッシが登場するのだ。最後の仕上げを担う大エースが飛んできたブロッコリーを鮮やかに（なぜか）箸でキャッチし、ゴール（オーブン）にねじ込む。少年はおいしそうにブロッコリーを頬張るというオチだ。
 
　ロングバージョンのこのYoutube版とは異なり、短めの公式ツイッター版ではピケやウンティティが食材を放り投げ、ラキティッチが見事にキャッチする“連携”も秀逸。スアレスの包丁さばき、床に落ちそうな皿をセーブするテア・シュテーゲンの雄姿も拝める。
 
　いかにも海外のCMといった構成だが、バルサの名手たちはピッチの上と同様に華麗なパフォーマンスを披露。どこまでも娯楽性に富んでいる。