復帰のロイスはいきなり勝利に大貢献!
2月10日(現地時間)、ブンデスリーガ第22節が行なわれ、ドルトムントは2-0でハンブルクを下した。
香川真司、酒井高徳がスタメンに名を連ね、「日本人対決」が実現した一戦。それと同時に、昨年5月のDFBカップ決勝となる出場を、いきなりのスタメンとして果たしたロイスのプレーにも注目が集まった。
試合開始から1分、ドルトムントの最初のチャンスを作り出したのは、2列目の中央に位置取ったロイス。シュールレにスルーパスを通してファーストシュート(DFがブロック)を引き出すと、その後も前線を走り回って攻撃に多く絡み、いきなり存在感を示す。
香川はヴァイグルと並んでボランチの位置でプレー。状況に応じて前に出たり、左サイドに膨らんでプレー。右WBを務めた酒井と対峙する機会も幾度かあり、激しいプレーの後でやり合ったりする場面も見られた。
前半で光ったのは、ハンブルクの守備。堅固なブロックを自陣で形成し、強力な攻撃陣を有する相手に自由を与えず、決定的なプレーを許さない。巧みなポジショニングの前に、ドルトムントはパスが引っ掛かる場面が多く、持ち前の流れるような攻撃は数えるほどしか見られなかった。
このハンブルクの守備意識の強さは、攻撃ではチャンスの創出にも繋がり、何度も好位置でドルトムントのパスをカットして、ワラセ、コスティッチらがフィニッシュまで持ち込む。ボールを保持する時間帯、相手をゴール前に釘付けにする場面もあり、ホームチームよりも好印象を見る者に与えた。
酒井は左サイドで縦に上下動しながら、守備時には最終ラインの中央にも入ってドルトムントの攻撃に対応。対峙する相手を封じながら、アディショナルタイムにはプリシッチに入れられた危険なクロスに反応し、ヘッドでクリアして難を逃れるなど、幅広い働きを披露する。
一方、香川は前に出た際、ロイスやバチュアイに必殺のスルーパスを通そうとするなど、相手にとって脅威となったものの、バランス取りのため引いたポジションを取ることが多く、これまでに比べると、攻撃に絡む頻度はあまり高くなかった。
アウェーで下位のハンブルクに封じ込まれた前半のドルトムント。しかし後半に入ってから4分、ようやくホームの観客を沸かせる。ロイスのパスを受けたプリシッチがペナルティーエリア内で横パスを通し、これをフリーのバチュアイがスライディングで押し込んだのだ。
今冬にチェルシーからレンタル移籍で加入した助っ人の、前節ケルン戦に続く2戦連続得点で均衡を破ったドルトムントは、その後はポゼッションで上回りながらも、守備を意識してか攻撃時にはあまり多くの人数を割かずに相手ゴールに迫る。
そんななか、香川が味方へパスを出した際に足を痛め、しばらくピッチ外で治療を受けていたが、62分にダフードと交代。ベンチに入るではなく、そのままロッカールームに引き揚げていった。
ドルトムントは63分、ロイスが巧みな個人技で敵の包囲網を突破してシュールレへラストパス。決定的な場面だったが、シュートはコースが甘くてGKマテニアに止められ、こぼれ球をダフード、プリシッチが詰めたものの枠内に飛ばせず、追加点を奪うことができない。
対するハンブルクは失点を喫して以降、攻勢に立って相手ゴールに迫り、70分を過ぎるとハーンに惜しいスルーパスが出たり、酒井がオーバーラップから惜しいクロスを通したりと、同点への執念を見せて、幾度も好機を生み出していく。
酒井は守備に奔走しながらも、豊富な運動量で攻撃では迷うことなく右サイドを駆け上がり、87分にもカウンターからドリブルで持ち上がってから惜しいクロスを入れるなど、チームをリードした。
しかしアディショナルタイム、次の1点を奪ったのは守勢のドルトムント。ドリブルで相手DFをかわしたシュールレが交代出場のゲッツェにスルーパスを通し、トドメのダイレクトシュートを引き出した。
快勝とは言えないものの、連勝を飾ったドルトムント。レバークーゼンがヘルタ・ベルリンに敗れたことで、3位に浮上した。週明けはヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦でアタランタをホームに迎え撃った後、18日にリーガ23節でボルシアMGとアウェーで対戦するが、そこに香川の姿を見ることはできるだろうか。
香川真司、酒井高徳がスタメンに名を連ね、「日本人対決」が実現した一戦。それと同時に、昨年5月のDFBカップ決勝となる出場を、いきなりのスタメンとして果たしたロイスのプレーにも注目が集まった。
試合開始から1分、ドルトムントの最初のチャンスを作り出したのは、2列目の中央に位置取ったロイス。シュールレにスルーパスを通してファーストシュート(DFがブロック)を引き出すと、その後も前線を走り回って攻撃に多く絡み、いきなり存在感を示す。
香川はヴァイグルと並んでボランチの位置でプレー。状況に応じて前に出たり、左サイドに膨らんでプレー。右WBを務めた酒井と対峙する機会も幾度かあり、激しいプレーの後でやり合ったりする場面も見られた。
前半で光ったのは、ハンブルクの守備。堅固なブロックを自陣で形成し、強力な攻撃陣を有する相手に自由を与えず、決定的なプレーを許さない。巧みなポジショニングの前に、ドルトムントはパスが引っ掛かる場面が多く、持ち前の流れるような攻撃は数えるほどしか見られなかった。
このハンブルクの守備意識の強さは、攻撃ではチャンスの創出にも繋がり、何度も好位置でドルトムントのパスをカットして、ワラセ、コスティッチらがフィニッシュまで持ち込む。ボールを保持する時間帯、相手をゴール前に釘付けにする場面もあり、ホームチームよりも好印象を見る者に与えた。
酒井は左サイドで縦に上下動しながら、守備時には最終ラインの中央にも入ってドルトムントの攻撃に対応。対峙する相手を封じながら、アディショナルタイムにはプリシッチに入れられた危険なクロスに反応し、ヘッドでクリアして難を逃れるなど、幅広い働きを披露する。
一方、香川は前に出た際、ロイスやバチュアイに必殺のスルーパスを通そうとするなど、相手にとって脅威となったものの、バランス取りのため引いたポジションを取ることが多く、これまでに比べると、攻撃に絡む頻度はあまり高くなかった。
アウェーで下位のハンブルクに封じ込まれた前半のドルトムント。しかし後半に入ってから4分、ようやくホームの観客を沸かせる。ロイスのパスを受けたプリシッチがペナルティーエリア内で横パスを通し、これをフリーのバチュアイがスライディングで押し込んだのだ。
今冬にチェルシーからレンタル移籍で加入した助っ人の、前節ケルン戦に続く2戦連続得点で均衡を破ったドルトムントは、その後はポゼッションで上回りながらも、守備を意識してか攻撃時にはあまり多くの人数を割かずに相手ゴールに迫る。
そんななか、香川が味方へパスを出した際に足を痛め、しばらくピッチ外で治療を受けていたが、62分にダフードと交代。ベンチに入るではなく、そのままロッカールームに引き揚げていった。
ドルトムントは63分、ロイスが巧みな個人技で敵の包囲網を突破してシュールレへラストパス。決定的な場面だったが、シュートはコースが甘くてGKマテニアに止められ、こぼれ球をダフード、プリシッチが詰めたものの枠内に飛ばせず、追加点を奪うことができない。
対するハンブルクは失点を喫して以降、攻勢に立って相手ゴールに迫り、70分を過ぎるとハーンに惜しいスルーパスが出たり、酒井がオーバーラップから惜しいクロスを通したりと、同点への執念を見せて、幾度も好機を生み出していく。
酒井は守備に奔走しながらも、豊富な運動量で攻撃では迷うことなく右サイドを駆け上がり、87分にもカウンターからドリブルで持ち上がってから惜しいクロスを入れるなど、チームをリードした。
しかしアディショナルタイム、次の1点を奪ったのは守勢のドルトムント。ドリブルで相手DFをかわしたシュールレが交代出場のゲッツェにスルーパスを通し、トドメのダイレクトシュートを引き出した。
快勝とは言えないものの、連勝を飾ったドルトムント。レバークーゼンがヘルタ・ベルリンに敗れたことで、3位に浮上した。週明けはヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦でアタランタをホームに迎え撃った後、18日にリーガ23節でボルシアMGとアウェーで対戦するが、そこに香川の姿を見ることはできるだろうか。