主審が拾って食べちゃった! お祭り気分のマインツ・ファンがピッチに投下したのは!?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月08日

勧められたデ・ヨングも苦笑い

盛り上がったマインツ・ファンだったが、試合は0-3の完敗でガッカリ……。 (C) Getty Images

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 2月7日(現地時間)、DFBカップ準々決勝が行なわれ、フランクフルトが3-0でマインツを下したが、この試合の序盤に起こったある出来事が話題になっている。
 
 それは試合開始から9分のこと。フランクフルトがCKを得たところで、スタンドに詰めかけたカラフルな装いのマインツ・ファンがピッチに何かを大量に投入したのだ。

 
 サッカー界では、スタンドからの物の投下は大きな問題となっており、試合の中断、時には中止に至る場合もあるほど。しかし、主審のデニス・アイテキンは投げ入れられた物を拾い上げると、何事もなかったかのように試合の続行を指示した。
 
 それどころか、その拾ったものを迷わず口のなかに放り込んだ! 投下物の正体は、甘いキャンディー。マインツのMFナイジェル・デ・ヨングにキャンディーを勧めたり(デ・ヨングは苦笑いで遠慮)、口をもぐもぐしながらジャッジするアイテキン主審の姿は、コミカルでもあった。
 
 では、なぜマインツ・サポーターはキャンディーを投げ入れたのか。実は2月、マインツでは盛大なカーニバルが開催され、人々は仮装して街に繰り出し、派手な山車からはキャンディーやグミなどのお菓子がばらまかれる。
 
 その祭りの雰囲気を、マインツ・ファンははるばるフランクフルトまで赴いてスタジアムに持ち込んだ。それをアイテキン主審も大目に見て、彼らに“付き合った”ということだ。これには、彼を称賛する声が多く上がっている。
 
 しかし、試合では厳しいところを見せたアイテキン主審。お祭り気分のファンの行為は許しても、選手のファウルは見逃さず、82分にはマインツのダニー・ラッツァにレッドカードを掲げている。
 
 なお、DFBカップは準々決勝の4試合全てが終了。勝ち上がったのはバイエルン、レバークーゼン、フランクフルト、シャルケで、準決勝の組み合わせは今月11日に決まり、4月17、18日に準決勝、5月19日に決勝(会場はベルリン)が行なわれる。
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