湘南で真のサッカー選手に。
1月11日に行なわれた浦和の新体制発表会で、今シーズンからチームに復帰した山田直輝がアカデミー時代から身に纏ってきた懐かしのユニホームに4年ぶりに袖を通した。
「良い選手がいてライバル関係があるのは百も承知でここに来ているので、誰であろうとポジションを奪いに行きたいです。ここで結果を残せれば日本代表に近づけるはずなので、負けるつもりはありません。チームを勝たせたいという想いは強いです」
確かな決意を語る山田だが、湘南での3年にわたる武者修行の間には、古巣への復帰を諦めかけた時もあったという。
「浦和でもう一回チャレンジする時は自分のパフォーマンスがフルに近づいた時だと思っていました。そうならないとここに戻って来ても、ノーチャンスだと考えていました。ただ、湘南で1年半くらいやってもなかなか自分のパフォーマンスを出せなくて、このままだと浦和に戻れないと諦めかけた時もありました。でもそこから成長させてもらって、感謝しています」
湘南で叩き込まれたのは勝利への貪欲さだ。
「学んだのはチームを勝たせるために責任を負うということ。勝ちに対する貪欲さだったり、引っ張って行くという気持ち。やっとプロのサッカー選手というか、勝つためにサッカーができるようになりました。浦和ではそこを見てもらいたいですし、それを表現できたら、湘南のサポーターにもあいつ成長しているなと感じてもらえると思います」
今季の浦和はアカデミー時代の恩師である堀孝史監督が率いる。
「堀さんには感謝しかないので、タイトルを獲って『ありがとう』と言ってもらえるように頑張りたいです」
言葉の端々から逞しく成長したことを窺わせる。覚悟を持って古巣に戻った27歳は新シーズン、大きなサプライズを提供してくれそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
「良い選手がいてライバル関係があるのは百も承知でここに来ているので、誰であろうとポジションを奪いに行きたいです。ここで結果を残せれば日本代表に近づけるはずなので、負けるつもりはありません。チームを勝たせたいという想いは強いです」
確かな決意を語る山田だが、湘南での3年にわたる武者修行の間には、古巣への復帰を諦めかけた時もあったという。
「浦和でもう一回チャレンジする時は自分のパフォーマンスがフルに近づいた時だと思っていました。そうならないとここに戻って来ても、ノーチャンスだと考えていました。ただ、湘南で1年半くらいやってもなかなか自分のパフォーマンスを出せなくて、このままだと浦和に戻れないと諦めかけた時もありました。でもそこから成長させてもらって、感謝しています」
湘南で叩き込まれたのは勝利への貪欲さだ。
「学んだのはチームを勝たせるために責任を負うということ。勝ちに対する貪欲さだったり、引っ張って行くという気持ち。やっとプロのサッカー選手というか、勝つためにサッカーができるようになりました。浦和ではそこを見てもらいたいですし、それを表現できたら、湘南のサポーターにもあいつ成長しているなと感じてもらえると思います」
今季の浦和はアカデミー時代の恩師である堀孝史監督が率いる。
「堀さんには感謝しかないので、タイトルを獲って『ありがとう』と言ってもらえるように頑張りたいです」
言葉の端々から逞しく成長したことを窺わせる。覚悟を持って古巣に戻った27歳は新シーズン、大きなサプライズを提供してくれそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)