困難にも屈せず、臆さず! マドリーの巻き返しを確信するジダン監督の強さの源

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月09日

「いつかマドリーでの仕事が終わる時が来る」

2016年1月の監督就任以来、最も厳しい時を過ごしているジダン監督。後半戦でのチームの出来次第で、彼の今後も大きく変わってくるだろう。 (C) Getty Images

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 バルセロナのジェラール・ピケは、8月のスーペルコパでレアル・マドリーに敗れた際、初めて宿敵に上回られたと感じたと口にした。だが、リーガ・エスパニョーラが開幕してから、両者の立場は入れ替わっている。

 2017年を通じて見ると、マドリーは前人未到のチャンピオンズ・リーグ連覇に続き、クラブワールドカップでも世界王者の座を守った。それもあって、ジネディーヌ・ジダン監督はフランスの年間最優秀指揮官に選ばれている。
 
 だが、今シーズンのリーガでは、バルサが無敗で首位を快走しているのに対し、マドリーは消化が1試合少ないとはいえ、バルサに勝点16差をつけられての4位。宿敵だけでなく、アトレティコ・マドリーやバレンシアの後塵を拝している。
 
 それでも、ジダン監督はうなだれていない。スペイン紙『マルカ』によると、『フランス・フットボール』のインタビューで同監督は、「困難においても、自分が優れた指揮官だと示したい」と強調した。
 
「だから、物事がうまくいかない時でも、私は驚いたりしない。反撃できる。今は、すぐそこに危険があるが、私が変わることはない」
 
 強い信念が揺るがないのは、目の前のことに全力で取り組まなければいけない、という考えゆえかもしれない。ジダン監督は、「いつか、マドリーでの仕事が終わる時が来ると分かっている。だから、成功するために全力を尽くすんだ」と明かした。
 
「私は自分に、『ここに残るのがあと10日なら、その10日を、あと6か月なら、その6か月を全力で生きよう』と言い聞かせているんだ。他のことは考えていない。10年もここに残ることはないというのは分かっている」
 
 マドリーの指揮官を務める難しさを誰よりも認識しているジダン監督は、シーズン後半戦で巻き返し、「困難においても優れた指揮官」だと証明できるだろうか。
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