ボカのファンを「愚か者」とも…。一体なぜ。
愛すべき後輩の古巣帰還をサッカー界の神はいかに捉えているのか? その答が出た。
現地時間1月6日、元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナは、自身のインスタグラムで、上海申花からボカ・ジュニオルスに“再”復帰したカルロス・テベスに向けたコメントを配信した。
2015年の夏にユベントスから、ユース時代を過ごすなど自ら「心のクラブ」と明言するほどの愛着を持つボカへ復帰したテベスは、ボケンセ(ボカの熱烈なファン)たちから歓迎を受けた。復帰初年度にリーグ制覇を成し遂げるなど、一応の結果を残したテベスだが、その人気の高さが災いしての生活苦を吐露。2017年夏に2年契約で上海申花へ電撃移籍していた。
世界最高の3800万ユーロ(約46億6000万円)といわれる年俸を手にしたテベスだが、自身初上陸となった中国の水に馴染むことができず低調なパフォーマンスに終始。昨シーズンは16試合に出場してわずか4ゴールしか挙げられず、中国メディアには「ホームシック少年」と揶揄された。
そんなテベスに熱心に声を掛け続けていたボカは、今月6日に公式ツイッターで、「テベスが帰ってきた! すでにチームに合流し、仲間と一緒にトレーニングをしている」と復帰を発表。ほどなくして上海申花も公式サイトで「これからの活躍を祈っている」と、2018年12月までとなっていたテベスとの契約を解除したことを公表した。
かねてより「俺の夢は変わらない。いつかボカに戻ることだ」と、“ボカ愛”を強調してきたテベスだが、中国移籍の際には一部のファンから「大金に目が眩んだ守銭奴」と非難を浴び、今回の再復帰を喜んでいない者もいる。そんな声を真っ先に一蹴したのが、他でもないマラドーナだった。
サッカー界の神はインスタグラムで動画を公開し、「テベスを裏切り者と言った愚か者は誰だ? カルリートス(テベスの愛称)は帰ってきた。真実は彼がボステロス(ボカの愛称)の男ということだ」とテベスを擁護し、さらに独自の見解を示した。
「あいつは中国に行って、サンタクロースのように金を袋に詰めて、ボカに戻ってきた。パーフェクトだね。そのことを誰が非難できるんだ? テベスは裏切り者なんかじゃない。俺たちはとても幸せだ」
1997年に「ピッチの外では多くの間違いを犯したが、ピッチの中で間違いを犯したことはない」という名言とともに、ボカで現役引退をしていたマラドーナ。それだけにクラブ愛を強調するテベスの“望み”を叶えてあげたいという想いもあるのだろう。
相変わらず、ド直球な言い回しに棘はあったが、後輩への熱いエールだ。はたして、この言葉はテベスの耳に届くのだろうか。
現地時間1月6日、元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナは、自身のインスタグラムで、上海申花からボカ・ジュニオルスに“再”復帰したカルロス・テベスに向けたコメントを配信した。
2015年の夏にユベントスから、ユース時代を過ごすなど自ら「心のクラブ」と明言するほどの愛着を持つボカへ復帰したテベスは、ボケンセ(ボカの熱烈なファン)たちから歓迎を受けた。復帰初年度にリーグ制覇を成し遂げるなど、一応の結果を残したテベスだが、その人気の高さが災いしての生活苦を吐露。2017年夏に2年契約で上海申花へ電撃移籍していた。
世界最高の3800万ユーロ(約46億6000万円)といわれる年俸を手にしたテベスだが、自身初上陸となった中国の水に馴染むことができず低調なパフォーマンスに終始。昨シーズンは16試合に出場してわずか4ゴールしか挙げられず、中国メディアには「ホームシック少年」と揶揄された。
そんなテベスに熱心に声を掛け続けていたボカは、今月6日に公式ツイッターで、「テベスが帰ってきた! すでにチームに合流し、仲間と一緒にトレーニングをしている」と復帰を発表。ほどなくして上海申花も公式サイトで「これからの活躍を祈っている」と、2018年12月までとなっていたテベスとの契約を解除したことを公表した。
かねてより「俺の夢は変わらない。いつかボカに戻ることだ」と、“ボカ愛”を強調してきたテベスだが、中国移籍の際には一部のファンから「大金に目が眩んだ守銭奴」と非難を浴び、今回の再復帰を喜んでいない者もいる。そんな声を真っ先に一蹴したのが、他でもないマラドーナだった。
サッカー界の神はインスタグラムで動画を公開し、「テベスを裏切り者と言った愚か者は誰だ? カルリートス(テベスの愛称)は帰ってきた。真実は彼がボステロス(ボカの愛称)の男ということだ」とテベスを擁護し、さらに独自の見解を示した。
「あいつは中国に行って、サンタクロースのように金を袋に詰めて、ボカに戻ってきた。パーフェクトだね。そのことを誰が非難できるんだ? テベスは裏切り者なんかじゃない。俺たちはとても幸せだ」
1997年に「ピッチの外では多くの間違いを犯したが、ピッチの中で間違いを犯したことはない」という名言とともに、ボカで現役引退をしていたマラドーナ。それだけにクラブ愛を強調するテベスの“望み”を叶えてあげたいという想いもあるのだろう。
相変わらず、ド直球な言い回しに棘はあったが、後輩への熱いエールだ。はたして、この言葉はテベスの耳に届くのだろうか。