【選手権】矢板中央の154センチのドリブラーが会場をどよめかす

カテゴリ:高校・ユース・その他

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年01月04日

最後のカードとして投入され躍動。

初戦と同様に後半途中からピッチに立った板橋。スピードに乗ったドリブルで会場を沸かした。写真:浦正弘

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[高校サッカー選手権3回戦] 神村学園0-1矢板中央/1月3日/浦和駒場
 
 前半15分に先制したこともあり、リトリートして守備的になった矢板中央は、なかなか追加点を奪うチャンスを生み出せなかった。
 
 そんな中、切れ味鋭いドリブルで神村学園の守備陣に脅威を与えたのが、後半26分に5枚目のカードとして投入されたMF板橋幸大だ。
 
 髙橋健ニ監督から、「まず守備を意識して、チャンスがあったら追加点を狙っていけ」と送り出されたアタッカーは、いきなりカウンターで敵陣を突破して会場を沸かすと、後半ロスタイムにも左サイドから切れ込んでクロスを送り込み、ゴールには繋がらなかったとはいえ決定機を作り出した。
 
 この日のベンチ入りメンバー20人の平均身長/体重が173.8センチ・66.6キロというチームにあって、154センチ・52キロと小柄な板橋はひと際目を引く。今大会の出場選手の中では、高川学園のMF濵口翔太の149センチに次ぐ低身長だ。
 
 身体は小さいが、プレーはいたって強気。「ボールを持ったらまず仕掛けることを意識している」と語るように、ぐいぐいとドリブルで切れ込んでいく。
 
 初戦の三重戦でも、最後のカード(4人目)として交代出場している板橋は、いわば切り札的存在だ。準々決勝の日本文理戦では、このスーパーサブがどのタイミングで投入されるのか――。注目が集まる。
 
取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
 
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