【福岡】変革者となった三門雄大「このメンバーで2017年を戦えたのを誇りに思う」

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2017年12月04日

「今の自分たちが持てる精一杯の力を出した」

J1昇格プレーオフの決勝戦でもキャプテンマークを巻いた三門。チームを牽引するも、トップディビジョン返り咲きには届かなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1昇格プレーオフ決勝]名古屋0-0福岡/12月3日/豊田ス
 
「名古屋は今日のゲームも含めて、J1昇格に値するサッカーをしていた」
 
 三門雄大は対戦相手を讃えた。その口調には嫌味など欠片もなく、また同時に、自分たちへの卑下もない。堂々と胸を張って、自分たちのパフォーマンスを誇り、名古屋をリスペクトしていた。
 
 トップディビジョン返り咲きを懸けた一戦に、福岡は敗れなかった。ゴールを奪うことも割られることもなく、それでいて歓喜に湧く相手を見守った。大会規定(引き分けの場合はリーグ戦上位チームが勝利)で、リーグ4位だった福岡は3位の名古屋に上回られてしまった。
 
「もちろん悔しいですし、残念です。ただ、気持ちの入ったゲームをできた。昇格を決められるのが一番良かったんですが、僕は今の自分たちが持てる精一杯の力を出したと思っているし、これだけ全員が一生懸命に戦って勝てなかったのだから、それが実力なんです」
 
 昨年6月、三門は横浜から福岡へと活躍の場を移した。豊富な運動量と献身的なプレーで攻守の要を担うと、リーダーシップを評価されて今季からはキャプテンマークを託された。押しも押されもせぬ、キーマンである。
 
 J1での経験も豊富な男は、トレーニングからチームを徐々に変革していった。口酸っぱく、要求を続ける。
「移籍したばかりの頃は、おっかなびっくりに球際で身体を寄せているチームメイトもいた」
 そこがスタートラインだった。
 
「相手に抜かれた味方に厳しく指摘しなかったり、パスがズレても練習中ならニヤニヤしていることもあった」。トップレベルとの意識の格差。経験を伝えながら、徐々に穴埋めをしていく。歯痒くもあった。「でも」と言葉が続く。
 
「今年は経験のある選手が加入したことも影響して、当初と比べればみんなの意識が本当に変わった。僕自身、このメンバーで2017シーズンを戦えたのを誇りに思っている」
 
 悔しいが悔いはない、だろうか。「ついてきてくれたサポーターやチームメイトともっと喜びを分かち合えれば良かったですけど……。プレー面で戦う厳しさを持つという面では確実に良くなっているので、継続することがJ1に一刻も早く戻るために必要だと思う」
 
 新天地での2年目。激動のシーズンは幕を下ろした。来季こそは“J1昇格に値するチーム”となって――。三門の加入によって確かな変化を感じさせる福岡は、戦う集団への歩みを続けている。
 
取材・文●古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

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