• トップ
  • ニュース一覧
  • スーパーハードワークを課すオシムイズムの指揮官に率いられ… 京都U-18が日本一を掴むまで【Jユースカップ】

スーパーハードワークを課すオシムイズムの指揮官に率いられ… 京都U-18が日本一を掴むまで【Jユースカップ】

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年11月20日

どこよりも走った京都。岸本浩右監督の施した改革が優勝の要因だ。

合言葉はスーパーハードワーク。難敵を相手に怯むことなく、力を出し切った。写真:川端暁彦

画像を見る

 11月19日に長野Uスタジアムにて行なわれたJユースカップ決勝は、京都サンガU-18がガンバ大阪ユースに2-1で快勝。16年ぶりにこのタイトルを奪還してみせた。
 
 今季初頭の京都U-18は、正直に言ってそこまで強いチームには見えなかった。実際、高円宮杯プレミアリーグでここまで残してきた戦績も、突出したモノがあるわけではない。主将を努めるU-18日本代表GK、若原智哉(3年)の傑出した能力が目立つ試合も多く、裏を返せばそれだけピンチの多いチームでもあった。
 
 だが、Jユースの中でも指折りの技術力を持つG大阪を向こうに回した決勝戦は、守護神のビッグセーブに頼るようなシーンは皆無。セットプレーから1失点こそ喫したものの、最後まで全員で一致団結して守る「スーパーハードワーク」(MF上月壮一郎/2年)をベースにした守備を貫徹し、見事な逃げ切りで勝利を勝ち取った。
 
 イビチャ・オシム監督時代の千葉でGKコーチを務めていた岸本浩右監督を迎えた今季、京都の練習は「これまでとは比べものにならないくらいにしんどい」(DF俣野亜以己/3年)ものに一変したという。オシム氏も採り入れていた少人数でフルコートのミニゲームをこなすなど、とにかく徹底してハードワークを課した。

「もっと走れるだろ」「どうして身体を張らない」

指揮官の要求はシンプルで泥臭いものであり、どちらかと言うと“オシャレ路線”の印象もあった従来の京都U-18のベクトルとは一線を画すものだった。
 
 この新たな路線に入った中で、新たなステージを与えられたのも大きかった。決勝の対戦相手であるG大阪の實好礼忠監督が「京都さんはEASTで揉まれて揉まれて、本当にタフなチームになっている」と評していたように、高円宮杯プレミアリーグWESTからEASTへと転籍したことも大きな影響を及ぼした。

【PHOTO】2018Jクラブ・新卒入団&昇格内定~高校・ユース編
【関連記事】
【Jユース杯決勝】“スーパー・ハードワーク”の京都U-18が2度目の戴冠!! G大阪ユースを2-1で破る
【選手権予選】日曜日の結果を速報! 埼玉、茨城、広島、熊本で代表校が決まり残るは4枠!
【高円宮杯】中村駿太が明かした電撃移籍の真相。「このままじゃトップに上がれない」
マリノス指揮官が「いますぐ契約しよう」と迫ったU-18日本代表、町野修斗のスケール感
ガンバスカウトに訊く「東福岡のナンバー10、福田湧矢のどこに惹かれた?」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ