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【U-17代表】世にも珍しいスイッチキッカー!?その正体はJ屈指レフティから刺激を受けた古都の司令塔

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2017年10月29日

セットプレーへの意識をより高めたのは、中村俊輔との出会いだ!

清水ユース戦でも両足でセットプレーを蹴った福岡慎平。ゴールには結びつかなかったが、可能性を感じさせた。写真:松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

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 両足が使えるプレーヤーは多くいる。しかし、FKやCKを右足と左足で使い分けるキッカーは数えるほどだろう。その希少な例としては、キングカズこと三浦知良(横浜FC)がいる。1993年のNICOSシリーズ 第18節の鹿島アントラーズ戦では右利きにも関わらず、左足で直接FKを沈めるなど、全盛期には両足でプレースキックを蹴っていた。
 
 その中で今のユース年代にも、左右両足を変幻自在に操れる選手がいる。京都サンガU-18でU-17ワールドカップに出場した福岡慎平(2年)だ。10月28日に行なわれたJユースカップ3回戦の清水エスパルスユース戦(1-0)。相手の配置やキックの場所を踏まえ、右利きながら左足でも高精度のプレースキックをゴール前に供給した。
 
 日々の練習で培った左足のキックを生かし、福岡は中学3年の頃から両足でFKやCKを蹴るようになったという。高校入学後も同じように取り組んでいたが、さらに意識を高めるきっかけが直近であった。それはU-17ワールドカップの開幕前に行なった静岡・御前崎合宿だ。
 
「中村俊輔選手が直前合宿で話をしに来てくれて、そのあとから俊輔さんの動画を気にして見るようになりました」

 稀代のフリーキッカーとの出会いが、福岡の探求心をさらに高めたのだ。
 
 現状ではユースレベルだからこそ、スイッチキッカーを可能にしている側面はある。もし、これを上のステージでできるようになれば、間違いなく福岡の武器になるのは間違いない。

「ワールドカップでもそうでしたが、セットプレーで勝負が決まるなかでそこは大切にしていく必要がある。どっちの足でも得点を量産できるようにしていきたい」

 古都のプレーメーカーが今後、どのようなキックを見せるのか。右足だけなく、彼の左足からも目が離せない。

取材・文:松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)
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