ベルギー・メディア『Derniere Heure』での当人のコメントとして、スペイン紙『マルカ』が伝えたところによると、レンタル先のローマからバルサに戻ったヴェルメーレンには、今夏にエバートンやアンデルレヒトからオファーがあったという。
だが、ヴェルメーレンは、「複数クラブから関心があったけど、バルサから『出せない』と言われ、残らざるを得なかった」と、クラブが移籍を容認しなかったことを明かし、さらに現状への不満を吐露している。
「今はプレーできていないから、難しい状況だよ。バルサB(2部)でプレーできればコンディションも整えられるかもしれないけど、スペインの決まりでそれもできない。もちろん、残念な状況だ」
それでも、この10月のインターナショナルマッチウイークでベルギー代表に招集されたヴェルメーレンは、「代表戦に出場してバルサに戻ることができたら良いね。僕を必要としているなら、彼らも僕の状態を見るはずだ」と意気込んだ。
また、バルベルデには、「自分の練習ぶりを満足してもらっている」というヴェルメーレンは、「バルサのようなビッグクラブでセンターバックが3人というのは不十分であり、4人目や5人目が必要なのは当然」と、クラブの起用法にも理解を示してもいる。
もちろん、選手であればプレーする機会を求めるのが当然だ。ヴェルメーレンは、「出場停止や怪我などがあれば、招集メンバーに戻ることもできる。今のところはうまくいっていないけど、来週はまた違う状況になっているかもしれない」と、前向きにチャンスを待つとした。
2014年にバルサに加入して以降、相次ぐ怪我など苦しい時期が続いているヴェルメーレン。11月14日で32歳となるベテランに復活のチャンスは訪れるだろうか。
