ここ半月の嫌な流れを払拭する勝利を収める。
5月17日にローマのオリンピコで行われたコッパ・イタリア決勝は、ユベントスがラツィオを2-0で下して史上初の3連覇、通算12回目となるタイトル獲得を果たした。イタリアでは2009-10シーズンのインテル以来となる史上二度目となる「トリプレッタ」(国内リーグ、国内カップ、チャンピオンズ・リーグの三冠)に向けて、力強い第一歩を踏み出した。
前人未到の6連覇となるスクデットも、先週末に行われた2位ローマとの直接対決を落として決定は先送りになったとはいえ、残り2試合で勝点2を上積みすればOK。今週末の第37でクロトーネを下せば、ユベントス・スタジアムは祝祭の空気に包まれることになる。
国内二冠はほぼ確実だが、最大の難関は最後に残ったチャンピオンズ・リーグ(CL)。6月3日にウェールズのカーディフで行われるファイナルの相手は、過去4シーズンで3回目の決勝進出となる前回王者レアル・マドリーだ。
ユーベも2年前に続いて過去3シーズンで二度目のファイナリストとはいえ、チームと
しての経験値では明らかに相手が上。しかも、95-96シーズンにアヤックスを下して二度目のタイトルを手にして以降、4度に渡って決勝進出を果たしながら(96-97、97-98、02-03、14-15)、すべて準優勝に終わっているという好ましくないジンクスもある。
とはいえ、CL決勝はまだ2週間も先の話。ユーベにとって重要なのは、やや嫌な流れにあったここ半月ほどの状況を、本来あるべき軌道に乗せ直したことだ。
実際、ユーベは同じオリンピコで3日前に行われたローマ戦を落としただけでなく、それに先立つセリエA2試合(アウェーのアタランタ戦、ホームでのトリノ・ダービー)を続けて引き分けており、直近3試合でわずか勝点2と明らかな失速状態に陥っていた。
この3試合に挟まれたモナコとのCL準決勝(2試合合計4-1)に心身のエネルギーを吸い取られたという側面はあったにしても、ここまで連敗どころか2連続ドローすらなかったことを考えれば、シーズン終盤を迎えてのフィジカルコンディション低下、そしてそれ以上に精神的なテンションの弛緩が不安視されても仕方のないところだった。
前人未到の6連覇となるスクデットも、先週末に行われた2位ローマとの直接対決を落として決定は先送りになったとはいえ、残り2試合で勝点2を上積みすればOK。今週末の第37でクロトーネを下せば、ユベントス・スタジアムは祝祭の空気に包まれることになる。
国内二冠はほぼ確実だが、最大の難関は最後に残ったチャンピオンズ・リーグ(CL)。6月3日にウェールズのカーディフで行われるファイナルの相手は、過去4シーズンで3回目の決勝進出となる前回王者レアル・マドリーだ。
ユーベも2年前に続いて過去3シーズンで二度目のファイナリストとはいえ、チームと
しての経験値では明らかに相手が上。しかも、95-96シーズンにアヤックスを下して二度目のタイトルを手にして以降、4度に渡って決勝進出を果たしながら(96-97、97-98、02-03、14-15)、すべて準優勝に終わっているという好ましくないジンクスもある。
とはいえ、CL決勝はまだ2週間も先の話。ユーベにとって重要なのは、やや嫌な流れにあったここ半月ほどの状況を、本来あるべき軌道に乗せ直したことだ。
実際、ユーベは同じオリンピコで3日前に行われたローマ戦を落としただけでなく、それに先立つセリエA2試合(アウェーのアタランタ戦、ホームでのトリノ・ダービー)を続けて引き分けており、直近3試合でわずか勝点2と明らかな失速状態に陥っていた。
この3試合に挟まれたモナコとのCL準決勝(2試合合計4-1)に心身のエネルギーを吸い取られたという側面はあったにしても、ここまで連敗どころか2連続ドローすらなかったことを考えれば、シーズン終盤を迎えてのフィジカルコンディション低下、そしてそれ以上に精神的なテンションの弛緩が不安視されても仕方のないところだった。