【コラム】元バルサ戦士が「大きな借りがある」古巣の戴冠へ、マドリー撃破を誓う

カテゴリ:ワールド

工藤拓

2017年05月19日

今や国内外の有力クラブが争奪戦を繰り広げるストライカーに。

4月9日の古巣との対戦では貴重な先制点をマークしたサンドロ。そのラ・マシア育ちのストライカーにバルサの命運は託された。 (C) Rafa HUERTA

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 5月17日に21節延期分のセルタ戦を4−1で制したことで、レアル・マドリーが5年ぶりの国内リーグ制覇まで勝点1と迫り、今シーズンのリーガ・エスパニョーラもいよいよ最終局面を迎えている。
 
 その最大のライバルに抜かれた2位バルセロナは、最終節で自分たちが勝利したうえで、R・マドリーが敗れなければ、逆転優勝を成し遂げることは叶わない。
 
 自力優勝の可能性が潰え、R・マドリーの敗戦を祈る他なくなったバルサにとって、最後の希望と言える男がいる。下部組織時代を含めて昨夏までバルサに7シーズン在籍したストライカー、サンドロ・ラミレスである。
 
 カナリア諸島ラス・パルマス出身のサンドロは、地元クラブのラス・パルマスで頭角を現した後、2009年に14歳でバルサのカンテラに引き抜かれた。
 
 ラ・マシア(バルサ下部組織の総称)では、2度に渡る膝の故障に泣かされながらも各カテゴリーの得点源として活躍。そして、20歳だった一昨シーズンにクラブが補強禁止処分を受けていたこともあってトップチーム昇格を果たし、ビジャレアル戦(リーガ2節)で、チームの決勝点となる初ゴールも決めた。
 
 だが、その後は前線に並ぶMSN(リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマール)の分厚い壁に阻まれ出場機会を得られず、昨シーズンは同期のムニル・エル・ハッダディ(現バレンシア)との生存競争にも敗れた。
 
 それゆえに、昨夏のマラガ移籍は妥当な選択だったわけだが、その際にバルサが契約延長オプションを行使せず、買い戻しオプションなどの条件も全くつけずに無償で手放したことには驚かされた。実際、新天地でサンドロは目覚しい活躍を見せ、ここまでリーガでは14ゴールを記録している。
 
 マラガとの契約時に違約金を低額に設定したこともあり、サンドロは国内ではアトレティコ・マドリーにセビージャ、ビジャレアル、国外ではトッテナムやエバートンといった強豪がこぞって獲得に名乗りを上げるほどの注目株に成長している。

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