「イタリア=守備的」はもう古い? セリエAで20ゴール突破が19年ぶりに6人!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年04月25日

6人が20点以上は、セリエA通算4度目の快挙。

イグアイン(左上)を筆頭にゼコ(右上)、イカルディ(左下)、ベロッティ(右下)などのストライカーが活躍するセリエA。彼らによるハイレベルな得点王争いの行方にも注目だ。 (C) Getty Images

画像を見る

「ウノ・ゼロ(1-0の意)」や「カテナッチョ」といった用語に代表されるように、イタリア・サッカーは守備的と称されることが少なくない。だが、今シーズンのセリエAでは多くのストライカーがゴールを量産している。
 
 現地時間4月23日、ラツィオに所属するチーロ・インモービレがパレルモ戦(セリエA33節)で2得点をマーク。これでイタリア代表FWは20ゴールの大台を突破した。
 
 国内リーグでの20得点は、他の主要リーグを見ても限られている。プレミアリーグならハリー・ケイン(トッテナム)と並び24ゴールで得点ランクトップのロメル・ルカク(エバートン)に続く3位の数字。リーガ・エスパニョーラであれば、リオネル・メッシとルイス・スアレス(バルセロナ)に続く3位で、19点のクリスチアーノ・ロナウド(R・マドリー)をも凌ぐ。
 
 だが、インモービレはセリエAの得点ランクで現在6位。彼の上にはエディン・ゼコ(ローマ/25得点)、アンドレア・ベロッティ(トリノ/25得点)、マウロ・イカルディ(インテル/24得点)、ゴンサロ・イグアイン(ユベントス/23得点)、ドリース・メルテンス(ナポリ/22得点)と、5選手も控えているのだ。
 
 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、セリエで6選手が20得点以上を記録したのは、1997-98シーズン以来19年ぶりのこと。長いリーグの歴史を振り返っても、1949-50シーズン、1950-51シーズンを含めて通算4度目の快挙だという。
 
 元ミランのグレン・ノルダールが、昨シーズンにイグアインに更新されるまでセリエAの最多得点記録だった35ゴールをマークした1949-50シーズンは、じつに9選手が20得点以上を記録。さらに翌シーズンもノルダールを含め7選手が20得点以上をマークしたという。
  
 34試合制だった1997-98シーズンは、オリバー・ビアホフ(ミラン/27得点)、ロナウド(インテル/25得点)、ロベルト・バッジョ(ボローニャ/22得点)、ガブリエル・バティストゥータ(フィオレンティーナ/21得点)、アレッサンドロ・デル・ピエロ(ユベントス/21得点)、ヴィンチェンツォ・モンテッラ(サンプドリア/20得点)の6選手が20得点以上を記録している。
 
 今シーズンのランキングで、インモービレに続く7位のマルコ・ボッリエッロ(カリアリ)は、ここまで16得点。残り5試合で4ゴールを期待するのは酷かもしれないが、残留が目標のカリアリで16ゴールというのが立派な数字であることは言うまでもない。
 
 さらにガゼッタ・デッロ・スポルト紙によれば、今シーズンはサッスオーロ、ボローニャ、キエーボ、ペスカーラ、エンポリを除く15チームの計24選手が「二桁得点」をマークしている。
 
 目に見える得点数が「攻撃的なサッカー」に直結するわけではない。ただ、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラやナポリのマウリツィオ・サッリなど攻撃的志向を持つ指揮官たちの台頭もあり、「カテナッチョ」で守備を固めて「ウノ・ゼロ」で逃げ切るという戦法が、イタリアにおいて過去の遺物となったことは確かだと言えそうだ。

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 8月13日号
    7月22日発売
    2020年シーズン更新版
    J1&J2全40クラブ
    最新戦術ガイドブック
    攻守のメカニズムを徹底分析!
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    7月16日発売
    初夏の風物詩
    2019-2020シーズン
    BEST PLAYERを発表!
    リバプール優勝記念特集も
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.30
    1月17日発売
    完全保存版!
    第98回高校選手権
    決戦速報号
    静岡学園が24年ぶりV
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ