「僕らはJ2から積み上げてきた戦いで勝負している」(鄭)
[J1リーグ7節]清水1-1大宮/4月16日/アイスタ
87分に白崎凌兵のゴールで追いついた清水は、そこから猛攻を仕掛ける。90分には、村田和哉の右クロスをミッチェル・デュークが頭で合わせ「あわや」というシーンまで作った。
スタジアムのムードを含め、試合終盤の流れは完全に清水へと傾いていた。しかし――。追加点は奪えず、ホームでの今季初勝利は、またも持ち越しとなってしまった。
エンジンがかかった後半の戦いを見れば“勝てた試合”との見方があって当然だろう。チアゴ・アウベス、M・デュークを投入してからは、白崎や鄭大世、村田らを加えた攻撃が迫力を増し、明らかに得点の匂いが漂っていた。高揚感も多分に影響していたのだろうが、ピッチ外から観る者の目には、どちらかと言うとネガティブな結果に映ってしまいがちだ。
そんななかでも、選手たちは冷静だった。
「チャンスはあったので、勝ち切ることができれば良かったが、最低限の結果」(白崎)、「負けていないし、ポジティブに捉えないといけない」(松原)。
まさに、これこそが今の清水があるべき姿なのだろう。もちろん、勝てなかった悔しさはあるはずだ。それでも、現実を受け止め謙虚な姿勢を貫くことこそが大事だと、鄭も同様に力説する。
「僕らはJ2から積み上げてきた戦いで勝負している。全試合で圧倒できるチームではないことは分かっているので、「したたか」にやらなければいけない。その意味でも、負け試合を引き分けにすることは大事。そこを継続してやっていきたい」
今の清水は、実力的にも、戦力的にもJ1で突出しているわけではない。そして、これは選手たち自身が一番感じているのだろうが、すんなりと白星を積み重ねられるほど甘くはない。高望みはせず、あくまで愚直に戦うスタンスの継続こそがおそらく、ホーム初勝利への近道になるのだろう。
【大阪ダービー】美女サポーターに人気の選手は?
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
87分に白崎凌兵のゴールで追いついた清水は、そこから猛攻を仕掛ける。90分には、村田和哉の右クロスをミッチェル・デュークが頭で合わせ「あわや」というシーンまで作った。
スタジアムのムードを含め、試合終盤の流れは完全に清水へと傾いていた。しかし――。追加点は奪えず、ホームでの今季初勝利は、またも持ち越しとなってしまった。
エンジンがかかった後半の戦いを見れば“勝てた試合”との見方があって当然だろう。チアゴ・アウベス、M・デュークを投入してからは、白崎や鄭大世、村田らを加えた攻撃が迫力を増し、明らかに得点の匂いが漂っていた。高揚感も多分に影響していたのだろうが、ピッチ外から観る者の目には、どちらかと言うとネガティブな結果に映ってしまいがちだ。
そんななかでも、選手たちは冷静だった。
「チャンスはあったので、勝ち切ることができれば良かったが、最低限の結果」(白崎)、「負けていないし、ポジティブに捉えないといけない」(松原)。
まさに、これこそが今の清水があるべき姿なのだろう。もちろん、勝てなかった悔しさはあるはずだ。それでも、現実を受け止め謙虚な姿勢を貫くことこそが大事だと、鄭も同様に力説する。
「僕らはJ2から積み上げてきた戦いで勝負している。全試合で圧倒できるチームではないことは分かっているので、「したたか」にやらなければいけない。その意味でも、負け試合を引き分けにすることは大事。そこを継続してやっていきたい」
今の清水は、実力的にも、戦力的にもJ1で突出しているわけではない。そして、これは選手たち自身が一番感じているのだろうが、すんなりと白星を積み重ねられるほど甘くはない。高望みはせず、あくまで愚直に戦うスタンスの継続こそがおそらく、ホーム初勝利への近道になるのだろう。
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取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)